当社にて2018年4月に外装の工事を完了した第二石松ビルの理事のお一人であるK様から、同年6月にご自宅の雨漏り調査のご依頼をいただきました。
K様宅は、築60年以上の木造建てで、屋根がS型セメント瓦・外壁がモルタルの造りでした。K様宅で使用されているS型セメント瓦は非常に雨漏りしやすく、この瓦を使用している住宅の大半が雨漏りしているといっても過言ではありません。雨漏りの可能性があることをK様には前もってお伝えしておりました。
雨漏り調査のために、天井の点検口から小屋(屋根)裏を確認したところ、野地板全体に雨漏りの痕跡がありました。そこで、K様には瓦の葺き替えをお勧め致しました。また、小屋裏内の電気配線に古いものがあり、新しい配線と古い配線が入り混じっておりました。その古い配線が現在使用されていないものであれば問題ないのですが、万が一使用されており、漏電や火災のもとになれば非常に危険なため、漏電調査を含めた住宅内全ての電気配線の調査をお勧め致しました。
電気配線の調査の結果、古い配線は使用されておりませんでしたが、外部で一部漏電している箇所があったため、その部分を修理致しました。また、外壁が防水されていないこと、木製サッシが無塗装のため傷んでいることから外壁の塗装もご提案し、工事の発注をいただきました。 |