当社が毎年出展している『おおいた 人とみどり ふれあいいち』(2015年春/平和市民公園内)に、O様ご夫婦がご来場下さいました。
佐藤組で建てられたお家を中古で購入され、現在築20年以上が経っているとのことでした。以前塗装工事はされているが、そろそろ塗装が気になるので調べてほしいとのご依頼でしたので、さっそくプランナーの野上と代表の小原で現地調査に伺いました。
O様のお宅は、外壁はボードにボンタイル吹付け塗装がされており、屋根はスレート瓦の造りでした。経年劣化で、外壁の継ぎ目にはいたるところでひび割れが生じていました。また、屋根の瓦も同様にひび割れが生じていました。
お見積もり説明の際には、外壁と屋根の特徴や、現在の建材に適した塗料と、その施工方法についても細かくご説明させていただきました。他社からも2社ほどお見積もりを依頼されたとのことで、説明後に、そのお見積もり書を拝見させていただきました。
一社は、伝票に手書きで書いたような見積もりで、工事内容も使用材料も記入がなく、説明もなかったそうです。
もう一社は、何故か外壁に使用する塗料名(商品)だけ記入していました。他は金額のみで工事内容、方法も我々プロから見ても推測のしようがないものでした。ただ、たまたま何故か記入された塗料名が、O様の外壁には全く不適切(選択間違い)な塗料でした。更に驚いたことに、この業者が既にこの地域で数件契約をとって施工しておりました。
巷には、「何にでも塗れる塗料」や、「下塗り不要塗料」といった宣伝文句の塗料をよく見かけますが、そういった塗料が良い塗料であるはずがなく、知識のない業者によって、塗装工事が甘く考えられているのが現状です。他社さんのお見積もりを拝見させていただけたことで、O様には間違った工事のお話を具体的にご説明することができました。
後日、工事をお願いしますとのお返事をいただき、早急に工事に取り掛からせていただきました。更に、塗装工事と同時進行で、樋の修理や波板の張替工事も行いました。最後にはご主人ご希望のカーポートの取り換え工事もさせていただきました。物干し竿が取り付けられるように、特注ではありますがフックを取り付けました。これからも永いお付き合いをよろしくお願いいたします。
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