2021年、Ｎ様邸の塗装工事中に、お隣のM様より、ご自宅の塗装についてご相談いただきました。詳しくお話を伺うと、2010年にも当社にご相談くださったことがあったそうで、代表の小原が現地調査とお見積もりを行っておりました。その際にはまだ塗装工事をしないという判断となり、それから早10年が経過しました。

　新築時から一度も塗装工事をしていないので、屋根や外壁の目地の傷み等、そろそろ本格的に工事を検討したいとのことで、再度のお見積もりをご依頼下さいました。
　隣りのＮ様邸の工事中であったため、Ｍ様邸の屋根の確認も容易にできました。 さっそく見積もりをし、屋根・外壁の傷みと目地の劣化を一緒に確認していただきながら、塗装の必要性とまた、どのような塗料を使用し保護していくのが最適か説明致しました。

　見積もりの内容を充分ご理解くださり、すぐではないが時期を見て改めて工事を依頼するとのことで、2021年はお見積もりのみとなりました。

　それからおよそ一年後、M様より準備が整ったので工事の発注をしたいとご連絡をいただきました。カラーシミュレーションを使用しながら屋根と外壁の色を決めていただいたのち、工事の着手となりました。

　新築から年数が経過しており、スレート屋根の新設当時の塗膜はなくなっていました。現在雨漏りはしていませんでしたが、このままだと塗膜がないためにスレート材の素地がどんどん削られていき、美観だけでなく屋根の強度が下がってしまう状態でした。保護のために、屋根を塗装し、塗膜で保護しました。

　外壁は滑落等の緊急の処置が必要な部分はありませんでしたが、目地の劣化により内部に雨が徐々に入っている状態でした。
　目地もしっかりとシーリングを施し、耐候性の塗料を塗装することで、外壁の保護を行いました。

　当社の最初の見積もりから10年余りが経っていましたが、当社の考え方を覚えてくださっており、10年越しのご契約となりました。