2020年に開催した当社の雨漏り講座にN様がお越し下さいました。ベランダの内壁が剥がれて雨漏りしており、B社に相談して見積もりして貰ったそうです。しかし、工事内容や金額に信用がおけず、当社に相談してみようとご来店下さったとのことでした。
現地調査に伺ったところ、ベランダの状態はお世辞にもよいとは言えない状態でした。誰が見ても、壁に水が浸入して腐食していることがわかるような状態でした。
ベランダのサイディング壁もぐらついて浮いており、目地の傷みから雨水の浸入があって、内部の腐食が激しいことがわかりました。一方、床の傷みは見受けられず、壁のみ傷みが進行している状態でした。
また、ベランダ笠木のかかり(出幅)が小さく、そこからの雨水の浸入も雨漏りの要因となっている可能性がありました。更に、以前の笠木方式の継目と取り合い部分をシーリング材で埋める密閉式の造りとなっていたことも災いし、一度浸入してしまった水の逃げ場がなく、蒸発も出来ずに滞留し、一層腐食が進行したと考えられました。
雨水が入らないよう、目地の保護(塗装)と、笠木の改修が必要な状態でした。その前に、ベランダ壁のぐらつきも激しいことから、内部木部の修繕をしてからの、塗装・笠木取替えを行うことをご提案しました。
内部の状態は、調査の段階でははっきりとはわからないが、一部木部が腐食していることは明らかであったため、ベランダ内サイディングを一度撤去し、内部木部補修をし、サイディングを再度張ることを提案・お見積もりしました。
現地調査には塗装部部長の篠田、工務部部長の上原とともに行い、どこまでの修繕が必要か想定し、見積もりをしていきました。
当社の対応や工事内容にご納得くださり、ご契約をいただきました。 |