以前母屋の改修工事をさせて頂いたT様より、納屋と離れの改修のご相談をいただきました。2年ほど前のご依頼は、T様ご夫妻が暮らしていた離れから母屋に引っ越すということで、母屋の改修工事を致しました。現在母屋を快適に使用していただいているようです。
その当時、引っ越し元の離れをどうするかは決まっておらず、そのままにしていましたが、近々息子様ご家族が離れにお住まいになることが決まったそうです。納屋は誰がどのように使用していくのか、離れで暮らすご家族の家族構成をお聞きし、どこまで工事が必要かを打ち合わせさせていただきました。
●納屋2階の和室を改装し、以前のように居室として使用できるようにする
●納屋2階の台風の際の雨漏り跡が気になるので改装する
●納屋1階の和式トイレを洋式にリフォームし、使いやすいようにする
●離れの浴室・台所をリフォームし、新しく家族を迎えられるようにする
以上の通り施工することとなりました。
納屋2階の和室はフローリングにし洋室2部屋にする案も検討しましたが、畳の生活で構わないこと、今後生活するメンバーが変化しても畳の方が寝室として使用する場合に人数等融通が利くことから、和室のまま畳や壁をきれいにすることになりました。
和天井に関しては、吹き込みの雨漏り跡があり気になるということで、下地を作製しクロス仕上げにすることになりました。壁はジュラク壁にシミや剥がれがところどころ発生していたので、こちらも比較的簡易な工事で下地を作製した後クロス仕上げにしました。
納屋の和式トイレに関しては、部屋のサイズが小さく同じ広さのまま洋式にすると大変狭く使い勝手が悪いことから、扉の位置を移動し部屋を広げることにしました。その際、通常の開き扉では通行が出来なくなってしまうことから、中折れタイプの建具をいれました。
離れに関しては、小さいお子様が生活されることもあり、タイル張りの浴室は寒くてお手入れも大変な為、ユニットバスにすることになりました。
台所は使用可能ではありましたが、排水の部分が劣化して水漏れが発生しており、修理の必要がありました。排水を修理することも検討しましたが、この機会にキッチンも新しいものにすることになりました。
2年前に母屋の工事をしたメンバーで今回も工事させていただき、T様も覚えて下さっており雰囲気のよい現場となりました。 |