K様が当社にじが丘本店にお電話を下さいました。当社がK様のご近所のお宅で施工を始める際、近隣の方々へご挨拶に廻らせていただいたのがきっかけで「きちんとした会社だなぁ」と思いご連絡を下さったとの事でした。早速当社代表の小原とプランナーの山浮ナ現地調査に伺いました。
K様のお宅は屋根はセメント瓦で外壁はモルタル壁にボンタイルを吹き付けていました。以前、訪問販売系の業者で外壁を塗装されたそうですが、その際に「防水性能のある塗料です」と説明を受けられたそうです。実際のところは防水性能はほとんどありません。
一般的に業者が新築の際にモルタル壁に塗る塗料は、リシンかスキン、又はアクリル吹付タイルにトップコートのわずか3種類がほとんどです。何十種類(見方によっては数百種類)もある壁用塗料の中で、防水性、ひび割れ追随性、耐久性のないこれらの塗料が「安い」という理由だけで使われています。本来はモルタルには、ヒビ割れに追従し、ヒビを表面化させない弾性塗料を新築時に塗れば半永久的といって良いほど持ちがよい壁材で、サイディングなどに比べても、モルタルは人の生活に適した建材なのです。しかし利益やコスト、手間といった理由から、現在、新築される住宅の9割以上がサイディングになってきています。訪問販売系の業者は勿論ですが、大手ハウスメーカーでも利益追求、消費者の立場に立たない、その施工した住宅が何年後、何十年後にどうなるのか考えもしないという業者がほとんどです。
基本的な事もわからず、塗装や葺き替えを勧める業者(特に訪問販売業者に多い)は、当たり前の事さえも理解しないままお客様に提案し、施工しています。結果、数年も経たないうちに再び雨漏りが始まったり、本来、お客様にとって不要な出費に繋がっています。施工に関しても素人だから分からないではなく、普通に考えてみると分かることが意外と多いのです。 |