以前、施工には至りませんでしたが小さい補修工事でお声掛けいただいたことがある一番運輸様から、このたび貸し倉庫の雨漏りの相談をいただきました。当社の大在ショールームが近かったこともあり、よく当社の車や施工などを見かけていたそうです。また、今まで様々な施工業者に倉庫内部の天井に樋をつけてもらったり、シーリングや塗装を依頼したそうですが、雨漏りを止められず、「北斗さんなら」と思って下さりご依頼下さったとのことでした。
ご依頼の建物は巨大な商品流通用倉庫で、屋根は折半屋根に明かり取り用の天窓がついていました。現在は別の企業様に貸しており、その企業様より、雨漏り対策の要請があったそうです。紙製品なども多く扱う為、以前も雨漏りにより商品がだめになり、一番運輸様が責任をとってその商品を買い取ったりするなど、長年に渡り悩みの種だったようです。
主に天窓周りから雨漏りがしており、他の業者にも何度か施工をしてもらったことがあるが止まらないということでした。商品が濡れてしまうので、雨漏りするエリアは使用不能になっており大変困っているとのことでした。常に雨漏りしている箇所は5〜6箇所ほどあり、期間は5年以上雨漏りに悩まされておりました。
また、現在は使っていない大きな搬入用鉄扉と壁の隙間からの吹き込みにも困っているというご相談もいただきました。実際に現地を見てみると、他の業者の施工した意味の無いシーリングやテープ、シートなどが多くあり、天窓周りを中心に原因となりうる箇所が全体で百箇所以上あり、部分的な補修ではすべての原因を特定して雨漏りを止めることは難しい状態となっていました。大手ゼネコンのS建設などにも施工を依頼したそうですが、雨漏りを止める事が出来なかったそうです。
天窓は照明で十分な明かりがとれる為、この際につぶしたいとのご要望でした。現地調査を行った結果、天窓を含めた屋根を全面塗装するしかないと判断致しました。一部外壁、鉄扉も塗装を行うこととなりました。雨漏りが考えられる場所全てを下地処理(他業者が行った意味のないシーリングの撤去や後処理含む)補修を一箇所ずつ行い、その上で適切な下塗り、上塗りと塗膜で保護することとしました。 |