以前当社で塗装工事などをご依頼くださったK様より「北斗さんなら安心して任せられるから」とご近所のH様をご紹介いただきました。H様のお住まいの地域は訪問販売業者がとても多く、外装の劣化が目に見え始めたころから度々、業者の飛び込みセールスの訪問があったそうです。H様もそろそろ塗装の時期だと思われていたものの、信頼できる業者をご存知なかったということでした。そのような折にK様から当社の評判をお聞きになり、当社にご依頼くださったとのことでした。
現地調査にお伺いすると、H様のご自宅の外壁は窯業系サイディング、屋根は乾式洋瓦でした。状態はちょうど塗り頃といったところで、サイディングもチョーキングはしているものの、さほど反りや割れなどもなく屋根も同様の劣化程度でした。屋根に使われている乾式洋瓦は、発売当初ハウスメーカーからは「塗装不要」として売り出されていましたが、ヨーロッパと違い高温多湿の日本の気候に合わず、表面が早めに劣化するケースが多く見られた瓦です。H様のお宅の場合は新築業者から「最高級の陶器瓦です」と説明されていたとのことでした。
実際のところ乾式洋瓦に塗装できる塗料は発売当初は存在せず、乾式洋瓦は「塗装不要」ではなく塗装不能（傷んでも有効な塗材がなかった）だったのです。現在では乾式洋瓦用の塗料が開発されていますが、それでも塗装をする際には洗浄の段階から特別な注意が必要な建材です。これらの話しを業界の現状もまじえながらご説明させていただきました。その場で即ご発注下さり、同時にカーポートの施工もご依頼下さいました。 |
