大分のリフォーム・増改築、塗装、防水、エクステリア・外構、耐震補強工事……自然素材を生かした空間づくり

有限会社 北斗建装

自然を生かした空間づくり  

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大分市 STビル様 ビル外壁等塗装工事、屋上防水工事

2015年施工

◆全景
施工前   施工中
施工前 施工中
施工後
施工後

 STビルのオーナー様(有限会社 いふう様)より外壁及びガラス張り面サッシの塗装、並びに屋上などの防水工事のお見積もり依頼をいただきました。当社代表の小原と塗装部部長の篠田、本店店長の都、プランナーの山崎の4名で現地調査にお伺いしました。当社以外にも4社ほど相見積もりをとられているとのことで、各施工業者個別でオーナー様含むビル管理の方々へプレゼンを行わせていただき、最終的に当社にご発注いただける運びとなりました。こういったビルやマンションなどの工事は、何社かでプレゼンに参加しても諸々の原因で最良の業者が選ばれる事は少ないのですが、公平に比較検討していただき、当社を選定していただきました。
 お見積もり説明を含むプレゼンの内容としては、このビルに使われている建材に適切な塗料、施工方法をどのような根拠で選択しているのか、また当社のビル塗装や防水などの実際の施工事例、当社の考え方などをご説明しました。他社の見積もりでは、Uカットシーリング等をはじめとする公共工事で使われるような施工方法がいくつか見受けられましたが、それにどのような問題点があるのか、問題があるのになぜ選択しているのかなどを建築業界の現状なども交えながらご説明させていただきました。

◆足場設営工事

 ビル外壁はモルタル、ガラスサッシ部で構成されています。ビルの周りは駐車場になっているため、普段はビルテナント様の車でほとんど使用されている状態でした。今回、足場を立てるにあたり工程表や使用場所をご提示しながら、該当のテナント様とも必要に応じて日程をお打ち合わせさせていただきました。また北側の車庫の屋根は足場設営のため一時、取り外しました。

施工中
施工中 施工中
▲足場設営工事です。クレーンなどを利用しながら組み上げていきます。交通量の多い道路に面しているため注意しながら作業を行います。
施工中
施工中
@下地調査

 足場設営後の事前下地調査を行わせていただきました。亀裂、外壁表面の欠落、サッシそのものの褪色はもちろんですが、サッシ廻りの目地割れなどが多く見られました。特に塔屋周辺の外壁に、欠けなどが多く見受けられました。

施工前
施工前 施工前 施工前
A高圧洗浄

 苔や汚れ、一部の劣化塗膜除去のための高圧洗浄を行います。ビル全体を建材に適切な圧力で洗っていきます。水圧で落としきれない部分は手作業でケレンがけします。

高圧洗浄中
施工中 施工中
B下地補修

 モルタル外壁の欠損部やクラックは下地を整えます。ヘアクラックなどの小さな欠損部分も不陸(平らでない箇所や凹凸)を無くします。

施工中
施工中 施工中 施工中
C塗装

 ビルの東西外壁はモルタル壁でした。一般住宅にも多く見られるモルタル壁ですが、すぐにひび割れる割に施工に手間のかかる建材であると誤解され、さもサイディングの方が優れているかのように言われています。しかし、本来はサイディングよりはるかに優れた建材で、正しく塗装すれば半永久的な保護が可能なのです。(サイディングとモルタルの詳しい話はこちら)
 一般的に業者が新築の際にモルタル壁に塗る塗料は、リシンかスキン、又はアクリル吹付タイルにトップコートのわずか3種類がほとんどです。何十種類(見方によっては数百種類)もある壁用塗料の中で、防水性、ひび割れ追随性、耐久性のないこれらの塗料が「安い」という理由だけで使われています。サイディングが使われる理由もこの「安さ」にあります。サイディングを使う理由は大工が不要で左官も不要、手間がかからない為造る側の原価が安いという、消費者の立場に立たない歪んだ考え方からです。当社は外壁モルタル部にはヒビ割れに追従し、ヒビを表面化させない弾性塗料を塗布致しました。

施工前   施工中
施工前 施工中
施工後
施工後
施工中 施工後
施工中 施工中 施工後
施工後    
施工後 施工後 施工後

 サッシ部は下地処理を行った後、金属用のフッ素塗料を塗布しました。

D防水工事

 防水工事は屋上防水も含め、塔屋内部も施工いたしました。屋上の防水面の一部には人工芝が貼られていましたが付着部は全て撤去し亀裂などの下地を整えた後、補強布を使用するエクセルテックス102工法(7層)による塗膜防水を行いました。

◆エクセルテックス102工法の工程
エクセルテックス102工法
プライマー塗布  

下塗り・補強布貼り

  中塗り
プライマー塗布 下塗り•補強布貼り 中塗り
  上塗り   トップコート
上塗り トップコート

 ※※ユニオン建材工業株式会社 エクセルテックス102工法仕様書より引用※※


防水下地処理中(人工芝)
施工中 施工中 施工中
防水施工中
施工中 施工中 施工中
施工後
施工後 施工後
施工後 施工後

 公共工事などでよく施工されているシート防水(※)は、「公共工事で使用されているから」「材料であるシートが生産されているから」「昔から指定建材として使われているから」といった安易な理由でいまだに流通しています。使われ続ける最大の理由のひとつは施工が容易であることやコストのかからないことなどですが、施工後、何年かの後にどのような状況になるのか考えもしない業者がほとんどです。屋上の防水のご依頼で幾度となく屋上に上がらせていただいていますが、大半がまともな防水を行えていないというのが現状です。当社は継ぎ目がなく取り合いや立ち上がりなどに柔軟に対応できる塗膜防水で施工いたします。

※シート防水の欠点
 シート防水とは、複数枚のシートを接合する工法ですが、接合部から浸水しやすいという大きな欠点があります。一度シートの下に雨水が入り込んでしまうと、シートの下は陽があたらない為に、侵入した雨水が乾きにくく、下地やシートの接着面を傷め続けることになります。厚いシートの下は陽も当たらなければ風も吹き抜けませんので、水はずっと滞留し、下地であるコンクリートは常に湿った状態となります。結果、下地の劣化や接着面の劣化によるシートの剥がれ等を引き起こします。継ぎ目の有無は防水工事において、防水性能、耐用年数などに直結する大きな要素と言えます。

 乱暴な言い方かもしれませんが、シート防水という工事は、ベランダや屋上と言った平面で水の溜まり易い場所に、少し強いというだけの布を載せているのと同義で、後の劣化を考えれば、当社としてはおすすめしたくない工法です。当社では、継ぎ目が生じない塗膜防水という防水方法を採用します。

◆塔屋
施工前
施工前 施工前
施工前 施工前
▲普段、人のあまり立ち入らない塔屋ですが、目地や防水面を含めかなり劣化していました。
施工後
施工後 施工後
施工後
▲タンクの下や立ち上がりなどもしっかり塗膜防水を行いました。
施工前   施工後
施工前 施工後

 また、既存のガラスを含めた非塗装部にはメンテナンスを行わせていただき、とても綺麗になりました。


◆担当工務◆篠田
篠田

2級建築士
宅地建物取引士
1級建築塗装技能士



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