塗装工事はとても難しい化学的な分野です。塗料の知識以外にも建材の特徴や住宅への正しい理解がないとベストな施工が出来ません。ベストな施工とは、塗料の選択、工法の選択など、住宅によって変わる選択を正しく見極め、尚且つお客様にその理由を明確に説明できるということです。
塗料のランク別で複数の見積書を提案してくる業者は、ほぼ理解できていないと言ってよいでしょう。契約を取ることしか考えていないのでしょう。
当社では新築を建てる場合、塗装工事が必要になる住宅は建てたくないと考えています。しかし現状は今回のB社のようにハウスメーカー・工務店が、塗装が必要になる建材を使って建ててしまうので、多くの方たちがまだ住宅ローンを支払っているのに塗装工事をしなくてはいけなくなるのです。
特に気を付けなければいけないのは、屋根の勾配が取れていない住宅、軒先の出幅が少ない住宅、風通しの悪い住宅です。具体例でいうと、箱型のお家です。またサイディングやガルバリウム鋼板など比熱の低い建材を使っていたら要注意です。
安いから、カッコいいから、などの安易な気持ちで選択してしまうと後々メンテナンスの手間や費用がかかります。
当社では、定期的に勉強会を開いております。まずは皆様に住宅の正しい知識について少しずつでも理解してもらうことが必要だと考えております。 |