当社戸次ショールームにS様がご来店下さいました。近所のお宅がほとんど塗装工事をされたので、ご自宅の診断をしてほしいとの事でした。後日、当社代表の小原とプランナーの野上、工務部の江藤で現地調査にお伺いしました。
S様のお宅は、平成13年にB社で建てられたお家で、屋根は乾式洋瓦、外壁は意匠性サイディングという造りでした。
以前からベランダ下のお部屋から雨漏りがしていたそうで、昨年、B社に依頼をし、ベランダの防水工事をしてもらったそうですが、その後も雨漏りは止まっていませんでした。
ベランダの雨漏りのご相談で一番多い例は、外壁がサイディングのお宅のケースです。壁そのものの劣化による雨漏りが一番多いのです。新築業者や下請けの防水業者・塗装業者は、なぜかこのケースを全く考えないことが殆どで、雨漏りは防水をやり直せばよいと思っているようです。壁から雨漏りしているのに、ベランダからの雨漏りと断定してしまい、その結果「ベランダの防水をやり替えたが雨漏りがおさまらない」というご相談は後をたちません。
また、なまじベランダの防水をやり替えた為に、もう大丈夫と安心してしまって、壁面からの浸水に対して早急に取るべき措置が遅れてしまうのが、気を付けてほしい点です。防水をやり替えたのに雨漏りが改善しないといったご相談をいただいた場合、防水をやり替えた分、被害が進行していることが大変多いのです。(被害が進行してしまっていた例はこちらです。) |
お見積もり説明の際には、雨漏りの原因・対処方法、使用されている瓦や外壁の特徴を詳しくお伝えしました。その後、契約のお返事をいただき早急に着工致しました。S様邸は意匠性サイディングだった為、外壁にはカラークリアー塗装(半透明塗装)を施工致しました。 |