当社ショールームのご近所にお住まいのH様からご連絡をいただきました。ご自宅の屋根・外壁の保護とお庭の雑草対策についてのご相談でした。
早速大在支店店長の野上がお宅に伺いました。ご自宅は2001年にM社で建てられており、屋根は石綿スレート、外壁は意匠性サイディングという造りでした。
外壁は南面と西面の目地の劣化と、サイディングに多少の反りが見られましたが、建ててから今まで一度も塗装工事をしていなかったことが幸いでした。結果的に反りがでているということは、少しメンテナンスが遅れたかなという感は確かにあるといえます。ただ、あえて幸いというのは、塗装の場合、一般の住宅塗装であっても非常に間違い工事が多いからです。
塗装工事は、一度間違ってしまった場合、手直しするとなると、何もしていないよりもはるかに手間も費用もかかってしまうのです。特に、このケースのような意匠性サイディングの場合、意外に塗料の選択が難しいという側面もあります。なぜなら、かつてサイディングは『塗装不要』と言われて売り出されていた為、適切な塗材が中々なく、塗料の選択間違いが特に多い建材となっています。更には、そもそも塗装の目的がわかっていない業者が多いために、塗料の選択を間違うといったケースも多くなっているのです。
塗装の大きな目的は、外壁の保護と美観のためです。サイディングは外壁材の中でも比熱が低いため、内部結露を起こしやすく、更には目地の劣化から浸水しやすいという致命的な欠点もあります。
外壁材自体の比熱の低さによるマイナス面を緩和するためにも、若干の遮熱性が期待できる塗料を塗布するという施工が適切であるとおすすめしました。
お庭の改修プランも併せて考えながら、お打ち合わせを進めていきました。 |