W様は以前のお勤め先で当社の評判をご存知で、過去に玄関収納の塗装、玄関屋根の板金補修、サッシの調整
などの工事をご依頼いただいておりました。今回、ご自宅の塗装を検討しているとのことで、当社にもお声をかけて下さいました。
W様は、相見積もりを考えておられ、A社の塗装勉強会に参加したとのことです。しかしそこでA社に見積もりを依頼したところ、塗料別に数パターンの見積もり書を提出され、それらの工事の金額が非常に高額であることにびっくりしたとのことでした。
----OBSラジオ Vol.7 より------
塗料別の見積書は全く信用できません。この塗料別見積もりというのは、一見お客様に選択肢があり、親切なように見えます。しかし、塗装に使用する塗料とは、どの建材に塗るかによって決まります。適材適所で、この建材には、この塗料がベスト…と自ずと決まってくるものです。不完全な説明でお客様に選択させるのは、単なる業者の責任逃れでしかないのでは、と感じてしまいます。 |
これは毎週木曜日12時30分からOBSラジオで放送されている『住まいのお悩み相談室』の第7回目の放送でもお話していることです。住宅塗装とは、建築と化学の専門分野なのですが、実際はプロの業者でも塗料の選択を間違っていることが多いのが現状です。ましてアマチュアである消費者に(ある程度の説明をするとしても)塗料の選択をさせるなど、専門家としてするべきではないというのが当社の考えです。塗装で一番大事で重要なのが塗料の選択であり、その選択を間違って施工した場合、塗料不適合などで建物自体を致命的に傷めてしまうことにもなりかねません。
我々は塗装のご相談をいただいた場合まず現地調査を行います。調査では使用されている建材、その建材の劣化の状況、新築から現時点までにどのようなメンテナンスをされてきたか、そのメンテナンスは正しかったか(建物にどのような影響を与えているか)、そして立地条件などから今後起こりうる劣化から建物をどう守るか…などを総合的に判断します。その調査結果をもとにして、数百種類以上の住宅用塗料からその住宅に合った塗料と最適な塗装方法を選択する、というのが我々プロにまかせられた重要な仕事であると考えています。
W様宅は築30年以上の建物で、屋根は陶器瓦、外壁はモルタルの住宅でした。その後、当社の見積もり説明では次の点について説明致しました。
(1)ひび割れやモルタルに浮きが生じている部分の補修方法、モルタル壁に適した下塗り塗料、上塗り塗料の選択について
(2)よくある塗料別の数パターンの見積もりは信用できないことと、他社の不適切な塗料選択について
W様は、更にもう1社見積もりを取られたそうですが、しっかりと検討された後、当社に工事のご発注を下さいました。 |