2016年5月、T様から大分本店にお電話をいただきました。台風等風の強い日に雨漏りしてしまうという内容のご相談でした。
当社にお電話いただいたきっかけは、OBSラジオで放送している当社の番組『住まいのお悩み相談室』(毎週木曜 12:20〜12:30)をT様のお友達が聴いて下さったことだったそうです。そのお友達から「北斗建装という会社がいいんじゃない?」と勧められたとのことでした。
後日、大分本店店長の三重野が訪問しました。ご自宅は1996年に地元工務店で建てられ、屋根がスレート屋根、外壁がサイディングの仕様でした。詳細を確認したところ、台風など風が強い時に1階リビングのサッシ上から雨漏りするとのことでした。
1階の雨漏りということでしたので、屋根からの雨漏りの可能性は極めて低いと考えました。しかしながら、万が一というこもとあるため、2階の天井裏を確認致しました。予想通り、屋根からの雨漏りの形跡は全くありませんでした。
1階リビングのサッシ上には、バルコニーが取り付けられていたので、バルコニーと外壁の接合部分に雨水が浸入している可能性が高いと考えました。T様邸は、新築して早々に同じ箇所から雨漏りしており、一度バルコニーを取り外して外壁との接合部分にコーキング処理を施したとのことでした。しかしながら、以降も雨漏りは解決しておらず、台風の時に稀に雨漏りする状況でした。
バルコニー以外の雨漏りの可能性を確認しましたが、それらしい箇所は見受けられませんでした。バルコニーの状況を慎重に調査し、可能性は低いものの雨漏りの可能性となりうる部分に暫定処置としてコーキング処理を行いました。そして効果の有無を確認するために、しばらく様子を見ていただくことと致しました。
それから2年間くらいの間に数回程、雨漏りの状況確認をさせていただきました。やはり非常に風が強い場合、稀に雨漏りはあるとのことでしたが、以前ほどはひどくないとのことでしたので、様子を見続けることになりました。
1年近く経過した2019年3月、以前よりも雨漏りしやすくなったと連絡をいただきました。
今回は三重野と塗装部部長の篠田が現地調査に伺い、様々な箇所を確認した結果、やはりバルコニーからの雨水浸入の可能性が極めて高いという結論に至りました。T様に状況の説明を行い協議した結果、バルコニーを撤去することと致しました。
また、前回他社の塗装工事が11年前であること、サイディングの目地の傷み方が著しいため、バルコニー撤去後に塗装工事を行うことをご提案致しました。
加えてT様より樹脂デッキの取り付けのご相談もいただきました。
後日、それらの見積もり説明を行い、工事を快諾いただきました。 |