K様から当社に、ご自宅の屋根が傷んでいるということでご相談をいただきました。K様は10年程前に訪問販売業者から「一生、屋根瓦の塗装が不要になります」と勧められて、「屋根カバー工法(※)」を施工されておりました。しかし、その後10年も経たない内に、上にかぶせたU瓦(Sハウス社の屋根カバー工法の商品)の塗装が剥がれ、劣化が目立って来たそうです。そこで、一度現状を見てほしいというご相談でした。
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施工前 |
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後日、プランナーの三重野が現地調査に伺いました。K様のお宅は、昭和48年にMホームで建てられた、屋根は瓦棒葺きに壁はモルタルの建物でした。屋根勾配が極めて少ないため、一般的な瓦やスレート瓦ではなく、金属屋根の瓦棒葺きにしたのではないかと思われました。瓦棒葺きの屋根の上にカバー工法のU瓦をのせている状態でした。
「一生塗装が不要で、一生剥がれない」という説明をうけたそうですが、写真のように、たった10年で塗膜が剥離し、ひび割れも生じている状態でした。この瓦は5〜6年で剥がれているものも多く見られ、「屋根カバー工法」は、全国的にもクレームが大量に発生している工法です。当社では、このような状況になってしまったU瓦に対するご相談を数多くいただいており、そのため同様のケースの施工実績が豊富にあります。塗装で現状を改善できる旨をK様にご説明いたしました。 |