2022年秋にH様が当社の大在ショールームにご来店下さいました。実家が雨漏りしており、雨漏りを止める目的で塗装と防水工事の見積もりをお願いしたいとのご相談をいただきました。当社にご相談下さったきっかけは、H様の自宅の隣で、三重野が担当した全面塗装の現場があり、その仕事ぶりをご覧になり、丁寧で信頼できると感じたとのことでした。

　後日、塗装部部長の篠田と営業の三重野で、現地調査に伺いました。建物は築40年以上の鉄筋コンクリート造の2階建てで、2階部分にスレート屋根、外壁はサイディングの部屋を増築した構造となっていました。
　過去に、他社で雨漏りを止める工事を依頼したが、止まらなかったとのことでした。

　建物全体を調査すると、外壁や軒天井に爆裂やひび割れが散在していました。また、新築の後に施工されたFRP防水には浮きが生じており、コンクリートスラブとFRP防水の間に雨水が浸入している状況でした。

　雨漏りを止めるためと称して、雨漏り付近のバルコニーにコンクリートを打設したとのことでした。
　しかし、そもそもコンクリートは水を吸う材質であり、防水性は一切ありません。全く無意味な施工であるため、そのコンクリートは撤去した上で、正しい防水工事を施工しました。
　このような無意味な工事は、残念なことに珍しいことではありません。プロを名乗る業者でも、無知で素人以下としか言いようのない工事を行う業者は少なくないのが現状なのです。

　Ｈ様は、工事中においても当社の施工を信頼してくださり、安心して工事を任せてくださいました。また、2023年に入り、ご親戚宅の雨漏りのご相談も、いただきました。