以前玄関木部の塗装のご依頼をいただいたK様が、毎年当社が出展している「人とみどりふれあいいち」(2020年の様子はこちら♪)へお越し下さいました。外壁塗装のご相談をいただき、後日、塗装部部長の篠田とプランナーの笠田が現地調査に向かいました。
ご自宅は屋根が陶器瓦、外壁が漆喰とモルタルの仕様でした。20年程前に地元の大工さんにより建てられたもので、瓦をはじめ、室内の柱などK様が選び抜いた建材が使用されておりました。
K様が心配されていたのは外壁のクラックです。ヘアークラックと呼ばれる髪の毛程の幅のひび割れが発生していました。モルタル壁の性質上、乾燥した後に収縮を起こし生じるひび割れ、建物が受ける揺れや歪みで外壁が上下左右にずれる事によって窓や扉などの開口部の端部分から始まる亀裂など、原因は複数考えられます。K様邸の場合はモルタルのひび割れに追従できる適切な塗料が選択されていなかった事が一つの要因でした。
雨水の浸入を許す状態を放置しておくと、後々建物を支える構造体にまで悪影響を及ぼす可能性も考えられます。しかし、適切な塗料を選択する事でヘアークラック程度のひび割れはほとんど表面化しなくなります。モルタル壁最大の欠点であるひび割れが減り、耐候性の面を考慮しても半永久的な保護が可能となります。K様には使用されている建材の特徴、塗料選択の根拠と施工手順などしっかりと説明させていただき、納得いただいた上で工事をご発注いただきました。 |