2020年に浴室・洗面脱衣室改修工事をご依頼下さったK様より、外装とトイレ改修のご相談をいただきました。以前工事した際に、外装のメンテナンスが必要であることをご説明しておりました。その際、K様ご自身も気にかけられていたので、今回改めてお見積もりすることになりました。
K様のご自宅は、1999年に県内の工務店で建てられた平屋建ての住宅でした。外壁はサイディング、屋根は洋風セメント瓦でした。
K様からは屋根にコケが発生しており特に気になっているとご相談いただきました。家全体を遠目で見ると、確かに塗膜が無くなりコケも発生しており、平屋で屋根が広いのもあり、目立っている状態でした。
今回再度あらためて現地調査を行い、屋根・外壁の保護をきちんとする必要がありました。屋根の状態もさることながら外壁の目地が予想以上に劣化しており、シーリングが外れているところもありました。特に日当りのよい南面・西面の目地が激しく劣化していました。外壁は、目地の劣化とともに、外壁のチョーキング・色褪せ及びヒビが生じている箇所が多くありました。
意匠性のサイディングの壁であったので、お客様はこの風合いを残したいとのご希望でしたが、劣化が激しくカラークリア塗装ではヒビや色むらなどがそのまま見えてしまうというデメリットがあることをご説明しました。
カラークリア塗装、エナメル塗装(単色塗りつぶし塗装)の2パターンをご提案致しました。それぞれのメリットとデメリットをお話しし、単色の場合のカラーシミュレーションも使用しながら、お打ち合わせをすすめました。
その結果、平屋で大きな凹凸もない造りの家の為、単色にするとすっきりしすぎてしまうという結論になり、デメリットを承諾いただいた上で今回はカラークリア塗装を施工することになりました。
工事後、既存の風合いを残しつつ、ヒビ色むらをかなりカバーすることができ、カラークリアにして良かったとご満足下さいました。 |