当社の大分本店(にじが丘ショールーム)にF様から塗装のご相談のお電話をいただきました。さっそく代表の小原と、プランナーの東本で現地調査にお伺いしました。当社がF様のご近所の施工を多数手がけており、そのご近所の方たちの施工後の評判がよかったということで、当社にご相談くださったとお話し下さいました。
F様のお宅は、ツーバイフォー住宅のM社で建てられた築17年の住宅で、屋根はスレート瓦で壁は1階部分が磁気タイル、2階部分がモルタルという仕様でした。屋根にある天窓から数日前に雨漏りがしてしまい、補修をした方がよいかというご相談をいただきました。天窓の補修の件と、屋根の色褪せなどの傷みが気になっていた事もあり、塗装も検討されておりました。
M社で建てられた方は、「10年後の塗装やメンテナンスは、M社でしか適した工事ができない」と新築の際に言われるそうで、F様も再塗装はM社に依頼しなくてはならないと思われていたそうです。
F様邸の玄関ドアは、特殊な塗装を施した玄関ドアといわれていたそうで、新築から数年で色が褪せてきたので、M社に塗り替えをお願いしたそうです。特殊な塗装(M社は漆塗りと言っていたそう)なので、M社が県外から職人を呼び、数年に一度は塗り替えをしていたそうです。しかし当社が調査に伺った時点で、すでに表面がベロベロに剥げていました。
数年に一度塗り替えていた玄関ドア |
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そもそも漆は、外装材ではありません。食器や家具などに用いられるのが一般的です。大手ハウスメーカーであっても塗装のことを全く知らないということがよくわかる事例でした。 |
アフター工事ということで無料かせめて小額であればまだ問題がなかったのかもしれません。しかし実際には、数年に一度という頻度の工事に、結構な金額を請求されていたそうです。F様は費用的にもこれはもう続けられないと思い、また塗装の工事力に対しても疑問に感じられて、今回のご自宅の塗装工事をM社に依頼しなかったとの事でした。
大きな会社だからと言って適切な工事が出来るとは限らない事、また、適切な材料を選択出来るかというと意外にそうではない事など、住宅業界の現状をお話しさせていただきました。現に当社では、大手ハウスメーカーが建てた新築の問題点のご相談を多くいただいています。また、塗装にしろリフォームにしろその金額は本当に適正な価格なのか疑問に思う程高額なことが多いのです。
F様のお宅に適した塗装の方法や、使用されている建材に適した塗料の選択のお話しをさせていただきました。当社の施工内容と見積もり金額が適切なものであるとご納得くださり、ご契約いただきました。 |