当社大分本店(にじが丘ショールーム)に、N様がご自宅の塗装と内部のリフォームについてのご相談にお越し下さいました。お話しを伺うと、ご自宅の外壁の北側にコケが生えていたり、クラックが入っていたりという点が目立ち始め、そろそろ屋根、外壁共にメンテナンスを考えているとの事でした。N様がお住まいのご近所には、以前当社で塗装をさせていただいた現場が数件あり、当社での塗装の実績をご存じでいらした為、ご来店下さったとの事でした。また、内部についても色々とリフォームのご要望を持たれているようでしたので、一度N様のお宅を拝見しながら実際にひとつひとつご要望をお伺いさせていただく事にしました。さっそく当社代表の小原と、大分本店店長の都、工務部部長の上原、プランナーの後藤で、現地調査にお伺い致しました。
塗装工事の現地調査中に、ご主人から外壁にサイディングを張るという施工についてのご質問をいただきました。見た目にはおしゃれになるし、どうだろうかという事で、外壁塗装ではなくこのようなメンテナンスの方法は出来ないかとのご質問でした。
モルタルの外壁にサイディングパネルを上張りするという壁カバー工法は、一見すると、ひび割れした外壁などを隠すことができ外観の印象もよくなると、有効な工法に見えるかもしれません。
しかし、上張りされるサイディングという建材が、パネルとパネルとをつなぎ合わせていく施工のため、目地に劣化が生じてしまう点や、比熱が低く結露を起こしやすい建材であるということ、またサイディング自体にそりが生じるなど、実は欠点だらけの建材であるという事は意外に知られていません。
施工が手早く簡単に行え、原価が安く人件費もかからないサイディングは、現在の建築業界ではいつのまにか「デザイン性が高く、良質のもの」と、建材としてあたかも高級品だと売り出されるようになってしまいました。そのため誤った認識を持ち、カバー工法がいいものだと思い込んでしまう方も多いのです。また、一般の消費者だけでなく、プロであるはずの業者までサイディングという建材の問題点を全く理解しておらず、誤解して認識している現状です。間違った認識を持ったまま、「今後、塗装が不要になる」などと言って、カバー工法を勧めてくる業者がたくさんいるのです。
N様のお宅は外壁がモルタルにリシン吹き付けと、新築時に防水性のない仕上げをされていたため、クラックが入ったり、外壁に苔が生えていたりなどしていたのですが、建材に対して正しい塗料の選択が出来ればこのようなことは起こらないことや、カバー工法の問題点などのお話しをご説明させていただきました。充分ご納得いただいた上で屋根・外壁の全面塗装工事と、ベランダの防水工事も併せてご契約いただきました。
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◆ご相談の内容◆ |
●屋根、外壁全面塗装工事 |
●植栽を撤去して、半目隠しのフェンスを設置したい。 |
●リビングのエアコンとインターフォンを取替えたい。 |
●1階、2階のクロスを張り替え、はがれてしまっているサッシ枠を綺麗にしたい。 |
●トイレや洗面化粧台などの水廻りを新しくしたい。 |
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