以前に外構工事のご相談をいただいた方からのご紹介で、F様より駐車場のリフォームのご相談をいただきました。2台用カーポートの設置と駐車場床面やアプローチのリフォームをお考えでした。
F様は2018年に中古住宅をご自宅としてご購入されました。駐車場の床面はコンクリートで、多くの住宅の駐車場で見られる仕様でした。しかし、コンクリートが経年劣化し、表面が傷んで見えるのを解消したいとご希望で、なにか良い方法はないかと様々な方法をお考えでした。
床面の仕上げの候補
・スタンプコンクリート…コンクリート打設の際、生コンクリートが完全に固まる前に様々な模様の型を押し付けて模様を転写し、コンクリートの表面に適度な凹凸のある模様を施す工法
・コンクリート製の舗装材敷設…コンクリート平板やインターロッキングを用いて床部分に敷き詰める工法
・自然石敷設…乱形や方形の自然石を敷き詰める工法
お打ち合わせではそれぞれの仕上がりのメリット・デメリットや工事の金額等をお伝えしました。
まず、スタンプコンクリートはデザインの豊富さが魅力的でしたが、車両が通る部分の摩耗で物理的な凹凸がなくなっていくことを考え候補から外しました。残る工法は舗装材や自然石を張っていく工法ですが、今後の劣化を予測し、風化しても味がでるような石調の材料に絞りました。敷設材は車両が乗っても大丈夫なものが少なかったのですが、通常のタイルの7倍の強度をもつ「グルエッソタイル」(東洋工業)を選びました。
色や形の変更や全体のデザインの打ち合わせを何度か行い、工事をご依頼いただきました。 |