新築を建てられる際、外構工事は大体の予算だけ設定して話しを進め、家が建った後に外構の具体的な見積もりをしてみたら、最初の予算より大幅に値上がりした見積もりを提示された。または、プランの内容が乏しく、デザインもありきたりで全く納得いかない。そういったお悩みのご相談を、多くのお客様からいただきます。
ハウスメーカーを含め新築を建てる多くの会社は「建築業」を生業としており、外構に全く携わっていないことが多いのです。外構工事はどこかの下請けの外構工事会社に丸投げしている新築業者がほとんどです。こういった会社は新築工事の契約を取る事(自身の営業成績を上げる事)が最大の目的であり、新築ほどの売り上げが見込めない外構はおざなりにされてしまいます。その結果、予算をでたらめに(基本的には安く)設定し、「○○円くらいで予算を考えていればよいですよ。」と話して新築工事の契約だけ進めてしまい、実際は言っていた予算では全く納まらないという営業が横行してしまっているのです。(例えば、「外構工事の具体的なプランは新築プランが決まってから出します。」と言っておいて、契約後に出てきたプランはただ駐車場のコンクリートを打っただけのデザインもなにも無いものだった等)
また、外構工事と新築工事が別々に切り離されて成り立ってしまっているのも大きな問題です。当社は新築をプランしている時から外構も一緒にプランするという流れの方が、質の高い家になると思っています。居住空間と庭を分離して考えてしまうと、分離した使い方しかできない住宅になってしまうからです。
現在の日本の住宅は、建物と庭、生活と庭が分断された造りになっています。例えば、洗濯物を干すためだけのスペース。他の活用法が分からず、雑草が生い茂っているだけの厄介なスペースになってしまっていませんか?
本来、庭は人の生活に欠かせないものであり、健康で質の良い生活をおくる上では重要な役割をもっています。自然を楽しみ、穏やかに健康に、豊かに過ごせる空間を創る事も、庭に求められる大事な要素です。
建物と庭に一体感をもたせ、生活に寄り添ってくれるようなお庭(例:ガーデンキッチン・サンルームやガーデンルーム等の5thルーム)を提案していくには、新築の打ち合わせの段階から外構も含んだ総合的なプラン作りが必要です。そうすることで、よりよい空間の提案が出来るのではないでしょうか?
また、契約後に出された見積もりと予算が折り合わない、プラン内容に納得がいかないまま工事が進んでしまうといった事も防げるのではないでしょうか?
新築が売れさえすればよいと思っている会社に任せきり、自社商品を売りたいだけのメーカーに任せきりにするのではなく、自分や家族が質の良い生活をするイメージをもつことに積極的になっていただきたいなと思います。新築のプランだけでも施主が決める事はとても多く、外構は後回しでいいか・・・と思ってしまうかもしれませんが、もう一歩踏み込んで外構のプランにも興味をもち、ご自分の快適な生活をイメージしていただければ、プランの質がぐっと上がるはずです。
北斗建装では新築・リフォーム・塗装そして外構、全てを専門に行っております。建築・外構どちらかだけでなく、どちらも含めた生活空間をご提案し、質の良い家造りをお客様と一緒に考えていければと思っております。 |