以前当社にて内装工事をされたK様邸にプランナーの江守がご挨拶に伺った際、お庭の雑草対策についてご相談をいただきました。早速お庭を拝見したところ、元々芝を植えてあったお庭はシロツメクサに覆われて歩くのも困難なほどの状態になっていました。
　「とにかく雑草に困っているのでなんとかしたい」というご要望に対して、雑草対策としてコンクリートを打つ方法や砂利を入れる方法などいろいろな施工例をご紹介しました。また、古くなって傷んでしまったウッドデッキを撤去して人工木かタイルでデッキを作製したい、とのご要望もいただきました。
　その後、まずは雑草対策として一番ひどい部分には全てコンクリートを打ち、ウッドデッキを人工木デッキに交換するお見積もりをご用意致しました。しかしながら、そのプラン内容ではあまりにも味気ないお庭になってしまうので、もう少しアレンジを加えてもよいのではないか？と考え、お打ち合わせの際に再度K様のご希望やお庭のイメージを聞かせていただきました。

◆◆◆ご希望◆◆◆
●雑草対策(虫やヘビも怖いため)
●道路に面したウッドデッキの取り替え
●洗濯物を干せるスペースとして南側に物干し台置き場を作製
●北欧系のナチュラルなイメージのお庭（石畳や敷きレンガなどがお好み）

　以上の内容を元に再度プランをご用意してお持ちしたところ、とても気に入って下さいました。ご予算に合わせるため何度かお打ち合わせを重ねて修正した後、正式に工事のご依頼をいただきました。

　K様邸は高台の角地にあり、外からはお庭がほとんど見えません。北側の階段を上がったところに玄関があって北面のお庭があり、そこからバルコニーのある道路に面した東面、隣地との境になる南面とお庭が繋がっています。

　敷きレンガで造った小道は、玄関にお客様が来た際に最初に目に入る可愛いアプローチです。デッキ部分までのスペースには全て石板や砂利などを敷き詰めて、雑草が生えにくくしました。
　化粧砂利を入れたなかに残したアジサイなど既存の植栽や敷きレンガの小道で、色鮮やかに仕上がりました。

　シロツメクサの大群が押し寄せています。食い止めなければお庭が大変なことになります。
　雑草が生えていた部分は全て鋤取ってコンクリート平板を敷きました。タイルデッキとお宅の色に合わせた色合いにして、統一感を出しています。これで雑草に悩まされることはなくなりました。
　ウッドデッキは撤去して、バルコニー下に収まるサイズのタイルデッキを作製しました。お茶のテーブルを置いたり、花火をしたりと色々活用できます。
　タイルデッキ部分から南面にかけては芝生を残し、自然な風合いを残しました。

　お隣との境になる南側は、なんとなく物置のような場所になってしまっており、なかなか活用することが難しいとのことでした。道路からは少し入った部分にあり人目に付きにくく、天気が良ければ洗濯物を干せる場所なので、コンクリート平板を敷いて、物干し台が置けるスペースを造りました。また、勝手口が高くて出入りが大変とのお話しでしたので、降りやすいようにモルタルで階段を造りました。
　地面が土ではなくなりぬかるむことがないため、プランターやちょっとした物を置くにもよいスペースになり、おしゃれで実用的な場所になりました。併せて、大きくなりすぎて手がつけられなくなっていた植栽を数本伐採しました。