以前ご自宅の工事をさせていただいたS様よりご連絡をいただきました。別宅のデッキが朽ちてしまって危険なので取り替えを検討しているとのご相談でした。

　現地調査に伺ったところ、建物の南に面する部分に大きなデッキがついており、一部分の木材が劣化していました。こちらの別宅は息子様が所有しておりますがお勤めが県外の為、月に数回空気の入れ替え等でS様が管理されているとのことでした。
　ログハウスの造りの為、現状とあまり見た目を変えずに、メンテナンスが楽なデッキに取り替えたいとのご要望でした。

　現状のデッキと同じ天然木にすると、建物との見た目の馴染みは良いですが、軒のない外部に取付けをするため、雨にあたることになります。数年後にはまた腐食してしまうことが予想され、数年に一度、塗装工事で保護をしないといけません。そのため、頻繁に手入れをすることが難しいS様にとってはご負担となってしまいます。
　そこで、美観を損なわずメンテナンスが不要な樹脂デッキをご提案させていただきました。何度かお打ち合わせを重ねたのち、ご契約いただきました。

　今回西面にデッキは不要ということでデッキはつけませんでしたが、既存のコンクリートの土間がガタガタになっていて水が変なところに溜まってしまうので打ち直しをしました。
　お打ち合わせ時からS様より西面の土間は新築の時に仕上がりが悪くて一度打ち直しをしていると伺っていました。しかし今回土間を解体した際に、新築時にはやり直したのではなく実際には一度打った土間の上から打ち増しされていたということがわかりました。