以前、浴室周辺でシロアリが発生したとのことで、その時はZ様がシロアリ被害があった周辺の柱等に薬剤を穿孔注入し、床下には散布したとのことでした。
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←シロアリ被害があった柱の穿孔注入の跡 |
シロアリ発生の原因は、浴室内のひび割れ等から水が木部に浸透し、浴室周辺に湿気が溜まっていたことと考えられます。
Z様は、タイル面に生じたひび割れを補修し、防水性を高めてシロアリを防ぐか、それともシステムバスに取り替えるか悩まれておりました。
当社からは、下記の理由でユニットバスへの取替えをご提案致しました。
●ひび割れをシリコンで補修しても数年しか防水性を確保できない。また、新築時にタイル下地に防水処理がされていないため、完全に防水性を確保することはできない。
●タイル貼りの浴室は冬場寒く、入居者から敬遠されがち。
また、ユニットバスへの取替えの際に次の手順の工事を提案致しました。
●解体前にシロアリが発生しているか専門業者による調査を行う。
●浴室を解体し、シロアリ被害にあっている部分を補修する。
●シロアリ駆除工事を行う。
●システムバスを設置する。
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▲実際に上記の流れで工事を行ったところ、想像以上の被害が発生していました。 |
Z様にも被害状況を確認していただき、ユニットバスへの取替えの判断が適切であることをご理解いただきました。 |