ご自宅の改修を考えておられるN様が、当社戸次ショールームにご来店下さいました。戸次支店店長でプランナーの高見が応対させていただきました。
　N様は大きいところのご希望は決まっておられ、ショールームでのお打ち合わせ後、後日当社の設計担当とご自宅を訪問させていただきました。現状を確認しながら、既存図面を作成し、プランニングにかからせていただきました。
　訪問した際は、ご自宅が立派な純日本建築であることに驚きました。にもかかわらず屋根は、焼付けのセメント瓦でしたが、このセメント瓦がただのセメント瓦ではなく、どう形成したらこの意匠のものができるのかと思えるほど見事な鬼瓦がのっておりました。また玄関〜ホール、和室にかけて今では到底手に入らない天然木を贅沢に使われており、大変意匠性の高いご自宅でした。絶対に手を入れずにそのまま遺しておきたい建具や建材が沢山あるお宅でしたが、N様が考えておられたのは、生活に密着しているLDKや水回りのリフォームをということでホッとしました。それと同時に、先祖代々から受け継いだ建物の改修を任せて頂けるということに誇りを感じました。

　あまり活用されていなかった土間部分を洗面脱衣所としてつくりかえました。。浴室に2つあった出入口を1つにし、システムバス化することによって発生するデットスペースに可動棚をつくり洋室の収納としました。TOTOのサザナとしては最大のサイズのものを採用しました。
　キッチン部は家電ストッカーの配置場所を一工夫しました。導線と作業スペースを確保するため、脱衣所側に引き込みを造作しました。
　全体をデザインするなか、色合いににもこだわり、既存部分にも負けずとも劣らないような仕上がりを目指しました。
　完成後は、たいへん満足できたリフォームができたとおっしゃっていただきました。すぐにでも紹介をしていただける勢いで当社のことを大変信頼して下さいました。