S様奥様から大在ショールームにご相談のお電話をいただきました。倉庫として使用している離れの樋が落ちたから直したいとのことで、さっそく現地調査に伺いました。
S様宅には敷地内に母屋と二階建ての離れがありました。落ちてきた樋は軒樋で、金具の効きが悪くなっていたため落ちてきていました。その場の補修で終わることをお伝えしました。
この他にも母屋玄関上の樋、破風板が悪いから見てほしいとご相談いただきました。こちらも軒樋で金具は効いているが樋自体が変形して手前に落ちてきていました。そのため大雨の時、竪樋まで流れず水が流れる状態になっていました。ただ、玄関ポーチ屋根(銅板)があるため影響はあまりありませんでした。部分的に取替えも可能ですが、簡易補修も可能でした。
最後に破風板を調査致しました。下地木材にモルタルをしごき、仕上げとして漆喰が塗られていました。水が回り下地木材まで腐食しているのがわかりました。こちらは取替え工事が必要でした。
すべてのご相談内容を確認した上で、住宅のお話をさせていただきました。母屋にはご夫婦・娘様が住まわれており、今後も住む予定があることを伺いました。今すぐではないが、今後は屋根・外壁塗装の必要性、樋の取替えが必要とお伝えしたところ、一度は塗装したもののそろそろ時期かなとS様も考えておられたそうです。
また、離れは手入れが追い付かず、解体して駐車場にするなど、他にいい方法がないかここ数年のお悩みだったそうです。
母屋に関して、樋はいずれ塗装工事を行う際に全部の樋工事をすることにして、今回は補修でどうかとご提案しました。破風板は取替えの必要があったためお見積もりを致しました。離れは今後の使い道がすぐには判断できない為、樋は補修で様子を見ていただく事にしました。樋の補修作業だけ終わらせて、後日破風板取替え工事のお見積もり説明に伺いました。
お見積もり内容は新規破風板の下地木材をやり替え、仕上げをガルバリウム鋼板にしました。下地木材は内側が特にむき出しの為、仕上げる前に呼吸形保護着色材を塗装します。いずれはガルバリウム鋼板も塗装が必要です。今後の塗装工事の際一緒に塗るのが良いのではとお話しました。お見積もり内容にご納得の上、ご契約いただきました。
工事の段取りをしましたが、外部工事で天気に左右され、他工事がずれている為、しばらく待っていただき、その後完工致しました。 |