以前より、屋根・外壁等全面塗装工事や、内外部工事などたびたび工事させていただいているK様から浴室工事についてご相談のお電話をいただきました。現地にて詳しくお話を聞かせていただきました。
K様宅は築20年目のS社で建てられた、屋根はガルバリウム鋼板、外壁はガルバリウム鋼板・窯業系サイディングを使用されている建物です。
まず、お電話で気にされていた浴室のお話を聞かせていただきました。浴室から床下に水漏れが生じているのを改善したいとのことでした。以前にも脱衣室との取り合い部分の床下に水漏れし、一度床下の木材をやり替える工事を、S社でした事があるとのことでした。そのこともあり脱衣室の床下も同時にやり替えたいとのご相談でした。また、浴室との取り合いとなる廊下の壁に数箇所設置されている空気口があり、そこに結露が起きるため以前、結露防止の工事をしたことがあるそうですが、K様もどう良くなったのかわからないと、お困りでした。これまでに色々と他社で工事をしたが、今回の水漏れを含めしっかり解決できる工事をしてほしいと声をかけて下さいました。
ご相談のあった浴室を見させていただくと、浴室との繋がりでバスコート(※)がある、珍しい造りでした。浴室内部は一面の壁がすべてガラス戸で、バスコートへ出られるようになっていました。ただ、K様は使用頻度がほとんどなく今後どうするか悩まれていました。この場所の使い道も何か良いものはないかとご相談を受けました。
また、浴槽横のタイル面に一部、水漏れの原因の1つと考えられる箇所がありました。浴室の造りから水が溜まりやすくなってしまっていました。このことをK様にご説明し、浴室は改修工事のご提案をさせていただくことにしました。その他にも脱衣室(洗面台取替えなど)・ランドリースペースの改修・トイレ改修などのお見積もりのご依頼も同時にいただきました。図面作成・工事内容確認のため後日、工務の上原・神田ともう一度現場を見させていただきお見積もりのご用意を致しました。
お見積もりはバスコートを残して既存の浴室部分にユニットバスを設置するものと、バスコート部分も使いユニットバスを設置し、脱衣室拡張ができる2つのプランでご説明させていただきました。お見積もりの際は、断熱効果を考えると既存のガラス戸部分は外壁を作り、活用されていないバスコートは無くす方が良いことをお伝え致しました。2つのプランどちらにするか、他社の見積もりも含めて検討していただくことになりました。
後日、K様から「北斗さんからは水漏れの原因の説明があり、今後の使い方もプランに組み込んでくれていて2つの点で他社とは違った。変更点の相談も含め話を進めたい」とお電話いただき、再度打合せさせていただきました。プランとしてはバスコートを無くすプランで進めると方向性が固まり、お見積もりを変更させていただきました。何度か打合せを重ねてある程度プランが決まったところで、実際の商品を見るために2社のショールームへの見学に同行いたしました。選んでいただいた商品を確認したのち、最終のお見積もりをご提示し、ご契約いただきました。
上記プランに決まり、工事にかかりました。K様はご夫婦共に働かれており、ご不在の間の工事という形になり、ご協力いただきました。あらかじめ工程表をお持ちし、ある程度の進み具合が分かるようにし、生活へのご不便ができるだけ少ないように進めることになりました。
※バスコートとは、浴室から直接出入りできるようになっている、囲いのある屋外空間のこと。お風呂上がりの時間を外気のもとで過ごすためのテラスや中庭となっている事が多い。浴室から眺めたり、入浴後涼んだり、くつろいだりすることのできる空間。物干し場を兼ねることもある。 |