以前、当社で屋上防水及び外壁塗装工事をして下さったO様よりご連絡をいただきました。2021年8月の台風時に外壁が落下したので早急に見てほしいとのご相談でした。
O様邸は2000年に地元ゼネコンのS社で建てられた鉄骨構造の3階建ての建物で、外壁はサイディング張りとコンクリート造りの仕上がりでした。新築当時から雨漏りがしていたそうで、2016年に当社で施工をしてからはだいぶ改善されていました。
今回落下した外壁のサイディングはもともとボードということもあり比熱が低いため毎日の温度変化が激しく起きる建材です。
東面と南面は直射日光が長時間当たり続けるため、かなりの内部結露が起きていたことだと思います。毎日の温度変化によるサイディングの反りもかなりの部分で生じていました。
外壁内部の鉄骨は雨漏りや日常的な内部結露による腐食が進み、外壁が支えきれない状態にまでところどころ傷んでいました。
現地調査後には早急に養生を施し、下の歩道を歩く歩行者への被害が出ないように対応しました。後日早急にお見積もりを作成し、お返事をいただき着工となりました。
工事初日に外壁を剥がすと、雨漏りと日常的に起きる結露による鉄骨の傷みがあらわになりました。 |