以前雨樋の工事をさせていただいたH様より、ご連絡をいただきました。2020年9月の台風で、軒天井の板が剥がれ、玄関上の屋根が破損されたそうです。軒天井の剥がれは外からもハッキリ見えるため、訪問販売業者にも声をかけられていたとのことで、当社にご相談下さいました。
屋根の破損箇所についてはスレート屋根からガルバリウム鋼板への葺き替えも検討いたしました。しかし、屋根の葺き替えはH様のお宅のケースの場合、雨漏りのリスクが高まる可能性があり、今回は葺き替えではなくやむを得ずカバー工法を選択しました。
カバー工法を選択した理由は
• 下地の傷みがない
• 昔のスレート材は石綿入りで現在のスレート材と比較して強度がある。部分的に取替えをしようとした場合、現在流通しているものとは厚みが違う為、部分取替えは難しい。
• 壁との取り合い部分の板金から壁への雨漏りに繋がるリスクがある。
上記の理由により、通常当社ではお勧めしておりませんが、今回はカバー工法を選択致しました。
ただし雨漏りのリスクが根本から解消するわけではないので、将来起こりうる雨漏りのリスクを施主様へご説明し、ご納得の上工事をご発注いただきました。台風被害ということで、火災保険の災害特約が適用となりました。
|