Y様の息子様から、ご両親がお住まいのご実家の、浴室の改修のご相談をいただきました。お身体に不自由が生じているお父様が使用する際、なるべく負担が少ないように改修したいとのことでした。福祉関係のケアマネージャーさんから提案され、また当社を紹介されているとのことでした。息子様の職場には訪問してチラシを配布させていただいていることもあり、当社にご連絡くださったそうです。
ご実家の浴室は、別府ならではの温泉を引いたタイルの浴室でした。福祉関係の方からは、浴槽を取り替えて、手摺などを設置して使い勝手をよくしてはどうか?と提案されていました。浴室のサイズや高さなどから、サイズの制限があるユニットバスを導入することは厳しそうでした。
しかし、改めて浴室を改修をしたい理由のポイントをじっくり伺うと、お父様が今の浴室では
@段差が大きく、また浴槽の作りから出入りに負担が大きい
Aタイルの浴室で冬場の寒さ(寒暖差)が身体的な負担になり、危険がある
という心配から、改善出来ないかということでした。
浴槽を取り替えて、手摺をつけるということも一つの対策ではありますが、浴室の段差解消が出来ません。また、寒さ対策も出来ないという不完全な対策工事になります。
Y様にもその旨をお話しし、負担軽減が目的であれば、浴室全体を作り直し断熱のあるユニットバスを導入することをお勧めしました。サイズ制約のあるユニットバスは既存の浴室サイズには入れることが出来ないですが、タカラのサイズフリーのタイプであれば導入できるのではないかと考え、メーカーに確認し、タカラのユニットバスを入れるご提案をさせて頂きました。
Y様も部分対策のデメリットを具体的にご検討いただき工事にご納得くださり、ご発注いただきました。また、幸いにも段差解消などの工事を含むことから補助金の支給を受けることができ、そちらも申請して工事を進めさせていただきました。
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