【ご相談内容】大分本店(にじが丘ショールーム)へY様より、「古民家を購入してリフォームしたいので、一度見てほしい」とご相談をいただきました。後日、当社代表の小原、工務部長の上原、プランナーの東本が現地調査に伺いました。
Y様は以前、大企業に勤務し都市部で生活されていました。しかし、「子どもを自然豊かな環境でのびのび育てたい」という思いから、ご家族で大分県への移住を決意されました。行政の農業支援制度を活用し、未経験から農業を始め、新しい暮らしを築かれていました。現在は戸建ての賃貸住宅にお住まいでしたが、将来を見据えてマイホームを検討されており、知人から紹介された古民家の購入を考えておられました。建物には納屋や倉庫、畑も付いており、農業を営みながら家族で暮らすには理想的な環境でした。一方で、「この建物は購入しても大丈夫なのか」「リフォームで快適に住めるようになるのか」という不安もあり、購入前に建物の状態を確認してほしいとのご相談でした。
【現地調査・ご提案】現地調査では、建物の劣化状況だけでなく、「長く安心して住み続けられる建物か」という視点で構造まで詳しく確認しました。水まわりは築年数相応の劣化が見られ、そのままでは使い勝手が良いとは言えませんでした。しかし、設備はリフォームで十分改善できるため、大きな問題ではありません。一方で、住宅は構造そのものに問題がある場合、リフォームだけでは解決できないケースもあります。そのため、屋根形状や外壁、通気構造、建物全体の構造について重点的に調査しました。
調査の結果――、
●屋根は雨仕舞いに優れた切妻屋根で、十分な勾配が確保されていること
●外壁は比較的比熱の高いモルタル壁であること
●屋根は和型のセメント瓦で、天井裏の通気も確保されていること
●建物全体の構造に致命的な問題は見られないこと
――を確認しました。
築約55年と古い建物ではありましたが、日本の気候風土を考えて造られた住宅であり、基本性能は現在の住宅にも劣らない部分が多く残されていました。
そこで当社では、「建物の価値を活かしながら、現代の暮らしに合わせて快適に住める住まいへ再生する」ことをご提案しました。
購入後のリフォームとして――、
●間取りの改善
●水まわり設備の刷新
●サッシまわりの改善
● 必要な断熱・耐震補強
●外装改修
――を含めた総合的なリフォーム計画をご提案しました。 |