S様から、当社にお電話をいただきました。お住まいのキッチンやトイレの傷みが激しく、退職を機にリフォームを考えているとの事でご相談をいただきました。S様が勤務されていた職場は、当社が互助会指定店にご指定いただいており、一度相談してみようとお電話下さったとの事でした。
　早速現地調査にお伺いし、ご要望や現在のご不満点・ご不便な点などをお伺いしました。トイレは現在和便器と小便器の2つに分かれており、使いにくく暗いとの事でした。キッチンについては、床の傷みが激しいという点が特に気になるとの事でした。
　せっかくリフォームするのであれば、対面式のキッチンにしたいとのご希望でしたので、既存図面を元に、数パターンの間取りの提案をさせていただきました。
　その内の1つは思い切って3部屋をつなげ、1つのLDKにするというご提案プランでした。そのプランを気に入って下さり、3部屋をLDKにする事となりました。LDKとトイレそれぞれのご提案も気に入って下さり、工事のご発注をいただきました。また、お見積もり中にS様の同僚の方の工事も多数、当社で手がけている事がお互いに分かり、改めてご信頼をいただきました。
　LDKは対面式がよいとの事で、また小上りの畳の部屋にしてみたいとのご要望もありましたので、キッチンと小上りの畳の部屋を並べ和モダンでおしゃれな空間にする事にしました。構造上、抜かない方が良い柱等は、格子を造作したりキッチンの袖壁にし、合理的かつ見せる間取りにしました。

　リフォームでは、既存のものを残した場合、新しいものとの差でバランスが悪くなってしまう事があります。今回、柱や窓枠は既存のものを残して使用していますが、塗装や格子などのデザインを少し加えることで、新しいものと調和がとれ、バランスの良いオシャレな空間を造ることができました。古いものをうまく活用し、費用対効果の高い工事が出来るのが、リフォームのメリットであり魅力だと思います。

▲最新のタンクレストイレ『TOTOネオレストRH』です。手洗い器はコンパクトなスリムタイプを入れました。敷物や小物が入ることで、一段とオシャレなトイレになりました！