2018年5月に大在で開催したイベントにK様がご来場下さいました。中古物件購入を検討しており、ほぼ話がまとまっている物件についてのご相談でした。購入予定の住宅には別棟の店舗があり、それも併せて購入することになりそうだとのお話しでした。住宅はそのまま入居し、店舗に関してはお店を始めるつもりはないので居室としての使用を検討されており、そのための改修について相談したいとのことでした。
早速現地調査に伺いました。この日はまだ所有されている方がおり、店舗も営業中でしたが、中を見せていただきました。
母屋は1999年にS社で建てられた平屋で、今すぐ改修しないと住めないという状態ではありませんでした。きれいに使用されており、外装もシンプルな造りのためか、築19年経っていましたが劣化はそれほど見受けられませんでした。
店舗の方は、地元の大工さんが建てられた築10数年の木造建築の平屋建てで、外装は母屋と同じく今すぐ改修する必要はありませんでした。(残念ながら、将来的には母屋も店舗も外装のメンテナンスをする必要がありますが。)内部は店舗として建築されており、土間にシートを張った飲食スペースと土間に排水がある調理スペースがありました。汚れを美装できれいにしたとしても、居室としてそのまま使用するのは難しい造りでした。
店舗はゲストハウスや子供や家族のフリースペースとして使えるようにしておきたいとのご希望をもとに、間取りや床・天井の仕上げの打ち合わせを進めていきました。それほど大きくない建物なので、大きなワンフロアで使用できるよう床を作製し、離れの部屋として造り直すこととなりました。それに伴い、店舗の玄関の引き戸を掃き出しサッシに取り替え、また勝手口の取り替えも行いました。
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