以前より度々工事をご依頼下さっているH様より、修繕のご依頼をいただきました。網戸の開閉がしづらく、現地で調べてみると、戸車が破損しておりました。また、フラワーボックスに張られている人工芝が経年劣化により剥がれていたりと、他にも修繕が必要な状況でした。
　勝手口の開閉が悪く、フレームが歪み調整では修理が出来ない勝手口は、開口幅を確保するため、既存の勝手口を撤去して新規で同じ開口の勝手口に取り替えることにしました。
　また、押し入れ・収納内の床・壁のベニヤが劣化しておりました。水廻りの付近というわけではなく水道管からの漏水は考えられませんでした。よく調べてみると、外壁側の押し入れは外壁面が雨戸戸袋の裏に面しており、そこが外壁ボードやモルタルで仕上げられておらず、雨戸内側の外壁がベニヤで仕上げられていたことが判明しました。そこから直接ではないにしろ雨が浸入したり、湿気が入っていることがわかりました。
　外壁に面していない収納部分も劣化しておりました。収納を閉めっぱなしにして風通しをしていなかったことと、地面からの湿気の影響がでやすい立地の家（以前もその対策で和室改修をおこなった）であることから、湿気で傷んだのではないかと考えられました。
　そこで、一度床を撤去して一定期間乾かして期間を開け、新しくベニヤを張ることに致しました。

　湿気で、収納していた衣服もカビの臭いの被害にあっており、今後定期的に風通しをした方がよいとのお話しもさせていただきました。