以前から何度か工事をいただいておりますS様よりご相談をお受けいたしました。離れの脱衣室に戸締りのできる建具をつけてほしいとのことでした。
詳しくお伺いすると、離れには外から出入りすることができる扉が、脱衣室側と娘様のお部屋につながる土間側の2箇所にあり、戸締りの際は、それぞれを施錠されているとのことでした。しかし、脱衣室と土間は通路でつながっており、アコーディオンカーテンで間仕切りされているだけの造りでした。この構造では、夜遅くにお風呂に入るご家族のために脱衣室側の扉の鍵を開けておくと、土間側の扉のみを施錠しても完全には戸締りできず、防犯面で不安というご相談でした。
S様のご希望はアコーディオンカーテンではなく「扉」を取り付け、土間側から鍵を閉められるようにすることでした。また、このアコーディオンカーテンで仕切っている通路の横幅が600mmしかなく、木枠の木も年月によって大分反りが出ており、既製品の建具では対応できなくなっておりましたので、今回は建具を造作することにしました。
後日、工務の加藤棟梁も同行し、再度採寸を行いました。その際、S様と工務の加藤棟梁とプランナーの後藤とで、最終的な仕上がりのお打ち合わせをさせていただきました。
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