大分本店（にじが丘ショールーム)に、H様ご夫婦が改修の相談のためご来店下さいました。H様は他県に住んでおり、半年後に大分へ戻られる予定で、それに合わせてご実家を改修したいとのお話しでした。当初は、現在の住居を解体して新築しようかと考えられていたそうですが、完成時期や価格面での折り合いがつかないので、改修の方向で検討しているとのことでした。後日、ショールームにてお聞きしたご要望を踏まえて、H様が帰郷されるタイミングで現地調査に伺いました。

　 ご実家は築60年以上経過した2階建ての建物で、屋根はスレート、壁はアルミサイディングの仕様でした。新築当初は木造の平屋建てだったそうですが、築20年ほど経った時に2階を増築し、2世帯住宅に改修されたそうです。外観を見た際にまず気になったのが、2階部分が1階より広く、若干張り出したような形になっていることでした。新築時、改修時の図面等は残っておりませんでしたが、内部を拝見したところ、平屋の屋根を解体した後、鉄骨で1階部分を囲う形で土台を作製し、その上に2階部分をのせて建てたものであろうと推測されました。
　今後は1階を主な住居空間として使用したいとのことでしたので、建物の状態を踏まえ、最初に建てられた1階部分を改修する内容でプランを作成致しました。1階部分は築60年以上経っているため、シロアリ対策や耐震補強、天井や壁、床に断熱材を入れることも必要となります。また2世帯住宅から1世帯住宅への改修となるので、不要になる家財品の処分も見積もりに組み込みました。
　いくつか改修プランをご提案していくなかで、最終的に広いLDKと寝室を作製するプランにてほぼ方向性が定まりました。その後何度か打ち合わせを重ね、金額的にも納得いただいて正式に改修工事のご依頼をいただきました。
　 また、塗装工事についても20年以上前に行ったのが最後とのことでしたので、併せてご提案し、ご契約いただきました。

　1階は内部を全て解体する大掛かりな工事となりました。
◆◆◆ご依頼内容◆◆◆
●水廻りの改修(設備交換、脱衣室の作製、トイレを2ヵ所設ける)
●壁・床に断熱材を入れる
●シロアリ調査、防蟻処理
●とにかく部屋が寒い→窓を交換して断熱性能を上げる
●和室を洋室にして間取りを広くとる
●収納スペースを充実させる→玄関収納やクローゼット、収納棚の作製