以前、当社へ工事をご依頼くださったM様の娘様より、ご実家の内部改修についてご相談いただきました。
階段の勾配が急で危険なため、手すりをつけてほしいということでした。併せて、トイレの新設についてもご相談をいただきました。
ご実家には、M様が一人で暮らしておられました。近いうちに、M様のもう一人の娘様がご夫婦でご実家に住まれることになったそうです。M様の寝室は2階にあり、1階のトイレに行くには娘様ご夫婦が使用される部屋を通らなくてはならないため、2階にトイレを新設したいということでした。
今回は介護保険を利用しての工事を希望されていましたので、担当プランナーの赤峰と、工務の神田(福祉住環境コーディーネーター・2級建築士)が現地調査に伺いました。
現場を確認すると、階段は大変急な造りになっていました。M様は足の具合が悪く、階段の昇り降りは足に負担がかかるため、寝室を1階に移すことをご提案させていただきました。しかし、2階の寝室以外は冷暖房器具が設置されていないことから、使い勝手を考えると2階のままが良いということでした。
ケアマネージャーの方に相談したところ、M様は自力で歩行し、階段の昇り降りも可能であるということで、2階にトイレを新設することになりました。
後日、作成したお見積もりのご説明に伺いました。内容にご納得くださいましたので、着工となりました。
手すりは階段以外に、トイレや各部屋の出入り口にも設置いたしました。 |