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大分県大分市 N社様 屋上防水工事
2016年施工
築30年を越えた鉄筋コンクリート3F建のマンションの、防水工事のご相談をいただきました。N様がたくさんのビルを管理されている中で、今まで依頼していた業者に満足しておらず、以前から気になっていたという事で、当社にご連絡をいただきました。 早速、当社代表の小原とプランナーの高見で現地調査にお伺いしました。屋上にあがってみると、当社では絶対に行うことのないシート防水の屋上でした。至る所が剥げたり破れたりしており、そこから浸水してシートが膨れ上がっている状態でした。シート防水の欠点である目地シール、立ち上がりや取り合いの部分などは防水としての用を成していない状態でした。 お見積もりをお持ちし、当社の施工法をご説明させていただきました。現状のシートをすべて剥ぎ取り、下地補修後に、塗膜防水(6工程)を施工することをご提案致しました。塗膜防水は継ぎ目がなく、複雑な形状にも対応できる防水方法です。更に他の防水と比べて耐用年数が長く、その後のメンテナンスもしやすい工法です。これまで当社が行ってきた数々の防水工事の施工例を具体的にお話しさせていただいたところ、即工事をご依頼下さいました。工事後も大変満足をいただき、その後も他のビルの内外問わずご依頼をいただいております。 シート防水(※)は、「シートが生産されているから」、「昔から公共工事の指定建材として使われているから」といった理由でいまだに普及しておりますが、理屈で考えると欠陥建材であることは明らかです。使っている側の思考停止そのものだといえる工法です。 防水工事の依頼を受け、数えきれないほどの屋上に上がりましたが、いまだにまともな防水工事をしている現場にあう事がありません。ご自宅やご所有の物件で正しい防水工事を施工されているかご不安のある方は遠慮なくご相談ください。当社が適切な提案をさせていただきます。
※シート防水とは、複数枚のシートを接合し防水層とする工法ですが、接合部から浸水しやすいという大きな欠点があります。一度シートの下に雨水が入り込んでしまうと、厚いシートの下は陽があたらない上に風も吹き抜けない為、浸入した雨水は乾きにくく、水はずっと滞留し続けます。その為、下地であるコンクリートは常に湿った状態となり、下地やシートの接着面を傷め続けることになります。その結果、下地の劣化や接着面の劣化によるシートの剥がれ等を引き起こしむしろシートが無い方が良いような状態に陥ってしまうのです。継ぎ目の有無は防水工事において、防水性能、耐用年数などに直結する大きな要素と言えます。 公共工事の流れからいまだに使われ続けるこのシート防水だけでなく、後の事を考えずに到底考えられないような施工を行う「自称プロ」の業者は星の数ほど存在します。素人だから分からないと思考停止するのではなく普通に見ておかしいものは誰の目から見てもおかしいものです。見積もりひとつ、施工ひとつにしてもしっかりと検証していくことが重要であると考えます。
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