当社ショールームにT様からお電話いただきました。ご自宅を全体的にあたりたいというご依頼でした。
早速、プランナーの高見と衛藤で現地調査に伺いました。T様のお宅は、築20年程のSハウス社で建てられた平屋で、屋根はスレート瓦、壁はサイディングでした。屋根は塗料も剥がれセメントの素地が見えており、すぐにでも塗装による保護が必要な状態でした。
また壁は以前塗装した業者が建材に合った適切な塗料を選択しておらず、蓄熱による膨れが起こっており、元の状態に戻すのが困難な状態でした。しかも壁の箇所によって使用している塗料が違っており(どちらの塗料もサイディングの壁に不適切なものでした…)、余った塗料を塗ったのではないかとプロの工事として理解に苦しむ状況でした。
業者がどんなにプロのようにみえても、必ずしも正しい塗料選択や施工ができるとは限らないものです。塗装3年後ぐらいはキレイに見えますが、それ以降は外壁に適した施工をしていないと目も当てられない状況になり、その時には施工業者とは連絡が取れなくなっていて、どうしたらいいのかというご相談を多々いただいております。
T様の自宅周辺には、数年前に塗装した当社の施工現場が多数あり、お見積もり内容や施工実績を大変信頼していただき、すぐに塗装工事のご発注を下さいました。更に引き続き、内外改修工事の打ち合わせを進めさせていただきました。
ご主人が一番ご希望されたのはお子様の独立によるライフスタイルの変化に合わせて、子ども部屋だった洋室を書斎に改装することでした。ご主人の大切な蔵書をキレイに保管し、使いやすい本棚を設置する事が一番のご要望でした。既製品ではご希望に沿うものがなく、造作による理想の本棚を設計させていただきました。以前は子ども部屋だった12畳の壁一面に設置された本棚は、様々なサイズの蔵書に対応できるように、御主人と綿密に打ち合わせて設計し、どこにもないオリジナルの本棚となりました。
奥様は長年使われて古くなったフードとコンロを、また、合わせてトイレや様々な内装工事をご希望されました。外部では古く傷んでいたウッドデッキを使いやすい形に造り替えました。T様ご夫妻も、様変わりしていくお家に合わせて、家具や敷物など次々と新調していきリフォームを楽しんでいただけました。
工事後、アフターに伺ったところ、奥様は年末年始に帰省された息子さん達から『すごいキレイになった、新築のようだ』と言われたそうで、非常に喜んで下さいました。 |