以前当社で建具工事をさせていただいたI様から、ご自宅の塗装を考えているとのご相談をいただきました。
I様のご自宅は、地元ゼネコンのS社で建てられた築13年目のお宅でした。屋根はガルバリウム合板、壁は窯業系サイディングと金属サイディングを組み合わせた意匠の凝った建物でした。
I様はとても研究熱心で、当社以外からも数社相見積もりをとられておりました。各社の見積もりのばらつきが激しく、内容がわかりにくい会社もあったそうです。
当社の見積もり内容をご説明させていただいた所、仕事に対する姿勢や施工内容を気に入って下さり、ご契約をいただきました。I様は設計事務所でもお見積もりをとられていたのですが、下請け、孫請けとなっているのか、内容に見合わない法外な金額設定の項目もありました。どの位が適正価格なのか、どの施工方法、塗料選択が正しいのか、比較検討が大切です。
塗りたてはどの業者でもある程度キレイに見えます。ただ、正しい施工がされていなければ3年もせずに齟齬がでてきます。そうならない為にも施工会社を調べること(※)、施工方法が正しいのか検証することが重要になってきます。
(※リフォームの中でも特に塗装は化学的な知識と経験を要する分野です。残念ながら大手の会社だから安心という事はありません。大手ハウスメーカーは、新築が売れなくなったからといった安易な理由でリフォーム業界に進出してきた会社が殆どです。その為、実際の施工は下請け・孫請けに丸投げに近い状態の会社もあります。) |