当社が毎年参加している大分市工業展にご夫婦でお見えになりました。当社ブースに展示していた施工例等をご覧になり、気になっていた雨漏り、防水についてのご相談を頂きました。
春に参加した『第19回 おおいた人とみどりのふれあいいち』にもご来場していただいており、気になっていたそうです。
後日、小原(社長)とプランナーの高見の2人でお宅にお伺いいたしました。
当時の大手住宅メーカー日本電建で建てた、築25年の陸屋根のお宅でした。
屋上の防水は数年前にシート防水を施しておりました。シート防水としては程度の良い施工でしたが所々に、シートの切れ目などができておりました。
塗膜防水の場合シートを全面的に剥がすやり方と部分的に剥がし、補修してから塗膜防水を施す方法がありますが、今回はシートを一部補修してから塗膜防水をいたしました。
また、ドレンが浮いており、水が流れないということだったのでドレンの改修もいたしました。
取り除いてみると、受け材がまったく無いという手抜きの状態でした。
ドレンを裏返してみると水が通ってついた錆があり、ドレンの下側を通って建物内部へ雨水が流れ込んでいたようです。当初からドレンがあった3箇所の下の部屋は雨漏りがひどかったそうです。
この時期、もう一件地元大手ゼネコンの手抜き工事の被害にあわれた現場を、施工させていただきました。どちらも携わっている人間が工法や施工について思考、検証していれば十分防げるレベルの問題でした。
いまだに、過去の間違った施工方法が続いているのが現状です。新築、リフォームに問わず、お客様が工務店を選定する際、十分にその工務店が信用できるか、施工に納得できるかを考えることが、より重要な時代になっていると思います。『素人だからわからない』と考えずに素人目でおかしいものはおかしいと考えた方が正解だと思います。 |