大分市 M様邸 屋根・外壁等全面塗装工事 |
2013年施工 |
施工前 | 施工後 | |||
当社が毎月開催している市役所でのリフォーム相談会に M様がお越しくださいました。築30年のご自宅で、前回の塗装工事から10年以上が経過したので、そろそろまた塗装をとお考えとの事でした。
M様に、外壁にモルタルとサイディングどちらも使われていることと、塗る箇所によって、建材の欠点を補うような塗料を選択することの重要性をお伝えしました。「塗装工事の説明がここまで丁寧とは」と工事の受注をいただきました。 |
◆高圧洗浄 |
塀を塗れないかとの声が多いのですが、塀は材料によって塗装出来るものと出来ないものがあります。このお宅の塀は、塗装できない石材の塀でしたので、高圧洗浄で汚れを落としました。 |
施工前 | 施工後 | |
◆屋根 |
石綿スレート瓦です。スレート瓦の表面は細かい凸凹がありますので、凹の中にも塗料がいきわたるように一工程増やす工夫をします。凹に塗料が行き渡らず空気が入ると、気温差により空気が膨張等して、塗膜を爆裂させてしまう恐れがあるのです。手間を増やしてでも、スレート瓦の場合は『中塗り』という工程を入れます。 |
施工前 | 施工後 | |
◆玄関廻り |
玄関ドアは塗らない業者も多いですが、お家の入口ですのでこの機会にキレイに塗るととても見栄えがよくなります。ちなみに、玄関周りの壁面のみ、サイディングが使われていましたので、サイディングの欠点(熱しやすく冷めやすい)を軽減する塗料を選択して施工しました。 |
施工前 | 施工後 | |
◆軒天 |
軒天の塗装を失敗する業者は山ほどあります。この場所は暖かい空気や湿気がたまる場所です。透湿性のある塗料を選択せねば、膨れが出てきてしまう恐れがあるのです。ばい煙の影響をとても受けていて、黒く汚れてしまっておりました。 |
施工前 | 施工後 | |
◆雨戸 |
雨戸もばい煙の影響を受けていました。また、アルミのさびである『孔食』も見られました。雨戸も塗装してピカピカになるととても気持ちが良いです。 |
施工前 | 施工後 |
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◆小庇 |
小庇など、板金部分は金属ですので、熱くなると伸び、冷たくなると縮む特性を持っています。そこに使用する塗料は、そういった温度での金属の伸縮についていけるウレタン系の塗料を選択せねばなりません。 |
施工前 | 施工後 | |
◆窓 取り合い |
雨漏りの原因に最もなりやすい箇所です。既存の状態はモルタルにヒビが入っていました。塗装をする際はこういった箇所も補修して、塗膜をかけて保護してあげることで、雨漏りという家の天敵から守ることができます。 |
施工前 | 施工後 |
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◆雨樋 |
最近では雨樋を塗らない業者は少なくなりましたが、樋に適した塗料で施工すると驚くほど綺麗になります。 |
施工前 | 施工後 |
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◆エコキュート取付け工事 |
灯油ボイラーを使っていらっしゃったM様ですが、以前IHコンロに変えていることから、この際エコキュートを入れ、オール電化にしたいとのご要望をいただききました。しかし工事を始めて驚くことが多く起こりました。エコキュート用に専用回路をつなごうと調査に入ったところ、電気容量が小さいことが分かったのです。このままではエコキュートを入れることでブレーカーが落ちてしまう恐れがありました。通常はIHコンロに変える際、将来オール電化にすることを見越して、大きい幹線を引き込む提案をするものなのですが、IHコンロを入れた業者からはそういった提案は一切なかったそうです。今回の工事で一緒に見ていくことになりましたが、電気配線を見ようとするにも、天井に上がる点検口がないのです。将来的にも点検するための穴はあった方が家のメンテナンスがしやすいため、天井の点検口を取り付ける工事もしました。 |
分電盤 施工前 | 分電盤 施工後 |
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天井点検口 施工後 |
ボイラー 施工前 | エコキュート 施工後 |
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工事完了後、「壁の黄色を、屋根が黒く引き締めるので、良い色だと気に入ってます」と仰ってくださいました。ありがとうございました! |
◆担当工務◆篠田 |
二級建築士 一級建築塗装技能士 |