自然を生かした空間づくり
有限会社 北斗建装

 大分市 S様邸 屋根・外壁等全面塗装工事

2013年施工

 当社が毎年出展している大分市工業展(2013年10月/城址公園内)に、S様がご来場下さいました。S様は2012年の工業展にもご来場下さって、ご自宅の塗装工事についてのご相談をいただいておりました。
 その際、お話しさせていただいたプランナー三重野の対応に、S様の言葉をお借りすると「説明内容が丁寧かつ具体的で、とても誠実さを感じた」と非常に信頼を置いて下さったのだそうです。(大変光栄です!)S様は1年後の2013年秋頃に塗装工事をしようと考えておられ、2013年の工業展にて、「もう一度三重野さんに相談しよう」と決めておられて来場したのだとお話してくださいました。

 早速、プランナーの三重野と野上で、現地調査に伺いました。S様宅は、築25年のセメント瓦にモルタル壁(リシン吹き付け)の建物でした。新築後、一度も塗装していないとの事で、外壁よりもセメント瓦の傷みが酷い状態に見受けられました。瓦の傷み具合から、最悪、瓦の葺き替えの可能性もあると想定して、屋根は瓦の葺き替えと塗装の両方のお見積もりをご用意しました。しかしその後、当社代表の小原が瓦の状態を精査し、塗装で問題ないという結論に至りました。そこで瓦の葺き替えに比べ費用負担の少ない瓦の塗装をS様にお勧めしました。
 S様は参考までに他社でもお見積もりをとられたそうですが、施工内容や対応のスピード・丁寧さ等から北斗での施工を選んで下さいました。

◆全景
施工前 施工後
施工前
施工後
◆屋根
施工前
施工前 施工前
高圧洗浄後
施工前 施工前
▲高圧洗浄により、極度に劣化した塗膜が剥がれ落ち、セメントの素地がほぼ丸見えの状態となりました。
※瓦を割らないように注意しながら歩きましたが、瓦の劣化が激しいため、工事中に数枚割れてしまいました。やむを得ず割れてしまった瓦は、お客様にその旨をご報告し、予備瓦に差し替えさせていただきました。
下塗り後
施工前 施工前

▲下塗り剤は、セメント瓦の傷みが激しい場合に適した塗料を選択しました。密着力、耐久性に優れ、塗装前に比べて瓦の強度が増し、割れにくくなります。

施工後
施工後 施工後
◆外壁

 外壁はモルタル壁であり、防水性がなくヒビ割れへの追随性のないリシンが吹き付けられていました。モルタル壁は、ヒビ割れから壁内に水か浸入することを防ぐ必要があります。そこで、次のような性質をもった塗料を選択しました。
・水は通さないが、壁内からの湿気の放出が可能
・弾力性があり、ヘアークラックと呼ばれる髪の毛程度のヒビがモルタルに生じても、塗膜が伸びでヒビを覆ってくれる。

施工前   施工後
施工前 施工後

 多くの建築業者はモルタル壁の新築時の塗料の選択肢として、数多くある壁用塗材の中から3種類程度(リシン、スキン、ボンタイル)しか用意しません。(※ボンタイルとは、アクリル吹き付けタイルの中で一番使用された商品の名前です)これらの塗料には防水やヒビに追随する機能はありません。
 本来、モルタル壁は、メンテナンスの方法を間違えなければ、現在外壁の建材として主流になっているサイディング壁(デメリットが多く、当社では欠陥建材と考えています)より、数段寿命が長く、それ以外にも多くの観点から住む人にとっても優れた建材といえます。ですが、多くの建築業者の不勉強さの為、間違った施工をされている事で、あたかもサイディング壁より劣った壁材のような印象を持たれてしまっています。

◆軒天井

 軒天井の天井材にプリント合板(表面に木目を印刷した合板)が使用されており、印刷面の劣化が激しい状態になっていました。

施工前   施工後
施工前 施工後

 プリント合板を通して屋根内部からの湿気が放出されます。湿気の放出を妨げない様、透湿性の性質を持ち、防藻・防カビ機能を兼ね備えた塗料を施工しました。垂木など本物の木部には木部用・呼吸型保護着色塗料を施工しました。

◆玄関

施工前   施工後
施工前 施工後

◆玄関灯、門燈

施工前
施工前 施工前
施工後
施工後 施工後

◆門扉

施工前   施工後
施工前 施工後

◆担当プランナー◆三重野

◆担当プランナー◆野上 ◆担当工務◆篠田
三重野 野上 篠田
   

2級建築士
宅地建物取引士
1級建築塗装技能士

 

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