当社が毎年出展している大分市工業展（2012年秋）の当社展示コーナーに、ご来展くださいました。塗装に関するご相談でした。
H様のお宅は、13年前に全国大手のＩ社で新築されたとのことでした。Ｉ社は大手には珍しく和風住宅の新築で売り上げを大幅に伸ばしたものの、最近はなぜか洋風住宅が主体になっている会社です。
新築後10年が経った頃から壁面の劣化が目立ち、サイディングにもヒビが見られるようになり、Ｉ社に相談した所、塗装の見積もりを提示されたそうです。その見積もり金額が高く感じられた上に、施工内容がよくわからなかった為、その後3年間ほど保留していたとの事でした。
それまでのアフターメンテナンスにもご不満だった事もあり、当社へのご相談となったそうです。

後日プランナーの三重野と社長の小原でH様宅にお伺いし、現場調査を致しました。H様のお宅は意匠性の高い立派なお宅でした。ただ、使用する材料の特性・リスクを業者が知った上で使わなければ早めに不都合が生じます。

現場調査の際に社長の小原から、軒天井の結露湿気の問題、傷んでいる箇所の塗装方法の概略を簡単に説明させていただきました。

さらに数日後の見積説明の際に、他社の施工と当社の施工の違いなどを実際の現場の写真などをお見せしながら、さらに詳しい説明をさせていただきました。
約2時間の説明の後、Ｈ様より「ホクトさんの塗装に対する熱い想いが十分に伝わりました。前向きに検討させてください。」とのお言葉をいただき、1週間後ご契約のお返事をいただきました。

レンガタイルは目地が傷んでおり、このままではタイルが次から次に剥がれ落ちるというリスクがありました。そこで、陶磁器タイル用塗料（日本ペイント　ファイングラシィＳｉ）を施工し、タイルと目地の劣化防止を行い、タイルと目地の汚れを目立ちにくくするため、カラークリアー塗装致しました。
Ｈ様はタイル面の仕上がりを一番に気にされており、出来栄えを非常に満足されていました。

以前、Ｈ様がベランダ床の防水塗料をホームセンターで購入されご自身で塗装されたとのことでした。既に数か所剥がれ始めており、まずはその旧塗膜を除去しました。
その後、カチオン系プライマーを塗布し、塗膜防水としてエクセルテックス１０５工法（４層塗り）を施工しました。

雨戸の戸袋が非常に傷んでおりました。戸袋の仕上がりにもご満足いただきました。