当社ショールームに塗装についてのお電話を頂きました。後日お伺いしてみると、広いお庭にヨーロッパの美しい古城を思わせる屋根の立派なお宅でした。
T様にお話をお聞きすると、ご自宅は、現在引退されたものの、T様が県内でも有数のゼネコンの会長をされていたときにモデルルームとして建設されたものだったそうです。
モデルルームとはいえ将来的には住む事を予定されていたそうで、設計を建築士の娘さんがされたお宅の内部は天井が高く、冬でも非常に暖かい造りになっていました。外壁は自然石を加工したものを、屋根は厚いセメントの瓦が使われていました。
外壁は年月を経てさらによい風合いになっていましたが、家の顔とも言うべき屋根は経年の影響を受け、家全体に少し重い印象を与える原因になっておりました。材料としてもセメントの瓦でしたので、築15年たったお宅の保護の意味でもしっかりと塗装をすることをお薦め致しました。また、浴室として使用している離れや、倉庫屋根も同じように塗装時期でした。こちらはコロニアル、乾式洋瓦とそれぞれ違う屋根材を使用しておりましたので、それぞれに応じた塗装方法をご説明しました。
現役当時は大手ゼネコンの会長でもあり、建築に関しては一家言も二家言もあるT様でしたが、我々の説明をしっかりお聞き下さり、ひとつひとつしっかりとご理解いただきました。
また、創業当時のお話や建築分野のみならず経営やご自身が力を入れていた教育関係のお話など、後学のためになるお話を色々お聞かせ下さいました。ありがとうございました。
その他、犬小屋の塗装と地蔵堂の塗装もお任せ下さいました。 |