以前、中古でご購入された築36年のお宅の見た目が気になるということでショールームにお電話下さいました。さっそくお伺いすると、内部はご購入前にリフォームされていたため、可愛い照明やシステムキッチンがあり若いI様ご夫婦にピッタリな素敵なお宅でした。
しかし、外観は36年の年月を感じさせる色合いと状態でした。既に訪問販売で有名なN社からもお見積もりをとられていたそうですが、説明と金額の設定の仕方に納得されず、当社にお電話下さったそうです。

見積もり説明の際にはI様のお宅で使われているS型瓦や瓦棒、壁材などの特徴をご説明し、それに合った塗料を使うことの重要さなどを細かくご説明させていただきました。

ご夫婦と共に塗材の性質や塗装の効果など様々なご質問を下さり、また、当社が毎年出展している工業展にもご家族でおこし下さるなど、当社の姿勢や仕事をじっくりとご検討下さいました。

ほどなくご契約いただき、その後、カラーシミュレーションや現場見学など、色決めにはしっかりと時間を使い、和モダン風な落ち着いた外観となりました。

▲軒の裏まで淡いブラウン系の色にし、奥様のアイディアで切り返し部分の黒いラインを残しました。こうすることで施工前の純和風な家のイメージからぐっと印象が変わります。

▲玄関には後付けの石調タイルがあったため、タイルに合う落ち着いた色をご提案しました。

▲I様のお宅のような屋根の軒先には。『カラクサ』と呼ばれる屋根から流れ落ちた雨水が屋根裏に入り込まず樋にしっかりと流れるようにするための雨水返しの板金があります。I様のお宅のカラクサは全体的に腐食している状態だったため、I様にご説明し、板金の補修をさせていただきました。