当社大分ショールームに、豊後大野市にお住まいのA様より別荘のメンテナンスについてご相談のお電話がありました。別荘は長者原の別荘分譲地にあるそうで、現地にお伺いしてお話をお聞きする事となりました。
A様の別荘は築20年程の本格的なログハウス造りで、ログハウスの本場であるカナダの木材をふんだんに使った非常に立派な別荘でした。おまけに長者原レストハウス近くの一等地で、避暑地としてロケーションは申し分の無い建物でした。
しかし、別荘の建設中に施工業者が倒産し、別荘は屋根が無い状態で工事がストップしてしまったそうです。
建設当時はログハウスが非常に流行しており、建築のノウハウも経営のノウハウも判らないような業者でもログハウスを山ほど受注しているような時代でした。A様が依頼していた施工業者もご多分にもれず、後から判ったそうなのですが、A様の別荘の建築資金を他のお宅の建築資金に廻すなど、杜撰な経営がたたって倒産したそうです。
A様がしっかり材料等吟味された上で建築中だった別荘ですからおいそれと他の業者に頼むわけにもいかず、受注した施工業者の下請け業者にA様が別契約でお願いし、やっと竣工を見たそうなのですが、当初より大幅に費用がかかったとの事でした。
木材をふんだんに使用したログハウスは、やはり定期的にメンテナンスが必要になります。
それも、木材の特性に精通した人間でなければいたずらに木を傷めかねません。
本来その役目を担うはずの建てた業者が既にない為、A様もお悩みでしたがいたずらに月日だけが流れてしまったそうです。いよいよそこかしこに劣化が目立ち始めた為、何とかしたいと当社にご相談してくださいました。
外壁はカナダ産だという大きな丸太を何本も使い、まさに重厚そのものでしたが、やはり年月には勝てず、腐食箇所や損傷箇所がありました。また、屋根はスレート屋根と呼ばれる種類で、傷み易い部材でしたが、屋根が急勾配なこともあり、まだまだ塗装で保護の利く状態でした。
そこで、傷みの著しい木部は取り替えや補修をし、塗装による保護をメインにご提案をさせていただきました。前述の事情により、かなりの出費を覚悟されていたというA様でしたが、当社の適正な価格と適切な施工方法にご納得下さり、ご契約下さいました。
※ログハウスは、色々な業者が造っておりますが、実際にログハウスに精通している業者はごくわずかというのが実態です。もちろん、カナダの業者だから良いということも全く言えません。
当社では、フルログでは有りませんが、ポスト&ビーム工法のセミログハウスを造っております。 |
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