当社が毎年出展している『おおいた 人とみどりふれあいいち』（大分平和市民公園/2015年春）にN様がご来場下さいました。ご自宅の屋根・外壁の塗装や、お風呂の改修についてのご相談をいただきました。ご自宅は大きな団地内にあり、多くのご近所さんも塗装工事をされており、N様のお宅も傷みや色褪せが素人目にも気になっておられたとのことです。塗装を早めにしなければと思いつつも、なかなかピンとくる業者さんがおらず、現実的にならなかったそうです。また、この年にお孫様が生まれる事になり、帰省した際小さなお子様が使いやすい様、また子供さんのたっての希望もあり、タイル張りの浴室をユニットバスにしたいとも考えておられました。

　後日、ご自宅に現地調査にお伺いしました。N様のご自宅は、10数年ほど前に地元工務店Ｆ社で建てられたお宅でした。外壁はN様がご心配されていたように、ヒビわれが生じておりました。よくあることですが、新築時の塗装が防水性のないもので、この外壁には適していないものでした。
　内部のリフォームに関しては、新築時から間取り等ご納得いかない部分が多くあったとのことで、色々と当たりたいところは多くあるが、まずはお風呂の工事をされたいとのことでした。浴室は、タイル張りの浴室で、浴槽の上の窓が大きく冬場はとても寒くてどうにかしたいということでした。ご希望を取り入れながら、N様宅に一番適した工事プランのお見積もりを作成致しました。
　N様のお宅がどういった建材でつくられているか、現状ではどのような問題があるかをひとつひとつご説明させていただき、またそれをどうすれば改善できるかを見積もりと共にご説明いたしました。N様もご自身が案じておられた内容がきちんと改善される内容となっていたこと、実際にどういった工事をするかを具体的に説明されご納得できたということから、工事のご契約となりました。

　N様のご自宅は外壁がモルタルの壁で、仕上げの塗装はリシン吹付塗装がされておりました。リシン吹付塗装は、モルタル壁の特徴のクラックを補う弾性を持ち合わせていません。そのため、N様のお宅も他の多くのモルタル壁のお宅同様、ひび割れが表面に現れていました。また、防水性もないため水を含み、黒くカビが発生しておりました。モルタル壁の問題点を補う塗料として、弾性のある塗料で施工し、ヘアークラック程度のヒビを表面化させないように仕上げていきました。

　塗装と同時に、ベランダの防水工事も行いました。幸いN様宅のベランダは下に部屋がないため、部屋への雨漏りのリスクが低い構造でした。しかし、ベランダ床の防水面はクラックが多くみられ、防水機能が落ちていたため、塗膜防水で防水しなおすこととなりました。

　浴室は、ピンクのタイルで広々とした浴室でしたが、冬は大変寒く、特に浴槽上部にある大きなサッシからの冷気がこたえるとの事でした。今年は初孫がお生まれになるということもあり、気軽にお泊りにきてもらえるように、思い切って工事をすることにしました。

　お庭に関しては、雑草と闘ってきたが、さすがに大変ということで、お手入れが楽になるようにしたいとのご要望でした。洗濯物干し場として、テラス屋根も同時に設置し、スッキリしたお庭になりました。