【自然素材であなただけの家を一緒に造ってみませんか?】
自然を生かした空間づくり
北斗建装

 大分市 ディアスメディオ様 屋根・外壁等全面塗装工事

2013年施工
施工前
施工前
施工後
施工後

築15年のSハウスのアパートについて、オーナーのS様からご相談をいただきました。
すでにSハウスのリフォーム部門が定期点検でアパートを調査しており、Sハウスから見積と調査書が提出されていたそうです。
 ところが、まず値段に疑問を感じられ、内容も不明な点が多かったそうで、詳しい第三者に話を聞いてみたいと考えていたそうです。そんな折、当社が中小企業会館にて開催した塗装勉強会のチラシをご覧になり、ご参加くださいました。

当社では、2,3カ月に一度のペースで、様々な塗装に関するお悩みを抱えておられる方に向けて、専任の講師による勉強会を行っております。その内容は良くあるようなコンサルタント会社が製作した資料を使った、集客をするための勉強会ではありません。
メーカーや業者に任せがちな住宅塗装を、「家を守りたい」という意思をもった方が主体的に取り組んでいける為の予備知識を勉強する場として開催しております。
すでに数回にわたって開催していきましたが、ちょっとした補修をご相談に来られた方、他社の施工不良をご相談下さった方、家の塗装についてしっかりと勉強したい方など、非常に真摯にご自宅を守りたいというお考えの方が大勢いらしてくださいました。

S様も軟質塩ビ鋼板と呼ばれるSハウス独特のドアの形状についてご存じで、そのメンテナンス方法をご質問されるなど、アパートオーナーとしてしっかり管理したいという思いを感じました。その後も、適切な塗装の方法など、非常に熱心に講習を聞いて下さいました。

そして、まずは比較をということで当社にお見積もりをご依頼下さいました。
S様の思いに応えるべく、しっかりと現地調査をした後、お見積もり説明をさせていただきました。Sハウスとの比較や、施工方法の違いをご説明し、また、実際に当社が施工させていただいた、同じSハウスのディアス・ハピネス様などもご見学いただきました。値段がSハウスより安すぎる点に不安をお持ちだったS様も安心された様です。

その後、何度か内容の打ち合わせをした後、当社に御発注下さいました。

◆A棟
施工前
施工前 施工前
施工後
施工後 施工後

▲色合いは色彩にお詳しいS様の妹さんが選んで下さいました。

◆A棟・屋根
施工前   施工後
施工前 施工後
施工前   施工後
施工前 施工後
◆B棟
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施工前 施工後
◆B棟・屋根
施工前   施工後
施工前 施工後

▲スレート屋根の一部が剥離・滑落していた箇所がありましたので、補修させていただきました。

施工前   施工後
施工前 施工後
◆階段手すり
施工前   施工後
施工前 施工後
施工前   施工後
施工前 施工後

▲アルミ製の手すり部分もしっかりと塗装しました。アルミもきちんと塗装による保護をしなければ、施工前の様に孔食と呼ばれる劣化が発生します。

◆その他
施工前   施工後
施工前 施工後
施工前   施工後
施工前 施工後

最後に…
今回施工させていただくにあたって、S様のご厚意でSハウスの調査報告書を拝見させていただく機会がありました。大手ということもあり、しっかりとアパートの状況写真をファイリングし、劣化状況などをチャート化することで、素人のお客様の信頼度を高める努力がなされている、ある種立派な報告書といえました。ですが、いくらアパートとはいえ、そもそも自分たちが建設し、保証付きの責任施工をした建物を、およそ10年程度で「ここが劣化しています」「ここも処置が必要です」という説明がなされているという事実には、同じ建築に関わる人間として、少し残念な思いがしました。 

また、劣化状況を写した写真以外にも、塗装の他社施工例などを掲載していたのですが、一目見てろくに塗装知識のない営業の人間が、作成している事の分かる内容でした。

(たとえば、「雨樋は塩化ビニル製だから塗装が必要ありません」と記述している項目がありましたが、実際は塩化ビニル製の雨樋といえど、紫外線による劣化を防ぐためには塗装による保護をすることで、雨樋自体の寿命は格段に伸びます。ただし、適切な施工をしなければ、雨樋はすぐに塗膜が剥げてしまいがちな場所です。おそらく、知識の無い下請け任せで施工した際にそういったクレームが出た為、このような記述をして「やっかいな」雨樋は塗装をしない事がさも常識であるかのようにしておきたかったのでしょう)

Sハウスという金看板を使ってお客様を信用させ、ろくに知識もない営業、そして下請けによって工事がなされている現状が見える報告書でした。


◆担当工務◆篠田
篠田

 

 

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